いざよいブログ

MBTIと混同されているソシオニクスの誤解を解くためのブログ。

寡黙な保護者ESI(ISFP)の性格の特徴を解説するよ。

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今日はESI(ISFP)の基本的な性格の特徴を紹介します。前回のLIE(ENTJ)以上に、ESI(ソシオニクス)とISFP(MBTI)は、印象の違いがかなり顕著だと思います。この違いをどう捉えるべきなのかは検討に値するんじゃないかなと個人的には考えます。

第1回は:

ソシオニクスの1タイプであるESIは、MBTIのISFPと対応するタイプであり、Ethical-Sensory-Introvert(倫理的で感覚的な内向型)を略したものです。

 

ESI(ISFP)の基本性格

ESIは信念を持っており自律的な人です。はたからは安定していて感情に動かされないように見えることが多いです。人の行動が倫理的かどうかを評価しますが、たいていの場合、なじみのある人たちの中でしか言葉にはしません。敵になりそうな人、不幸を望んでいそうな人を見分ける嗅覚があり、人を「身内」と「他人」にはっきりと分けます。友情や愛情は、それが一方的であったり感情が双方向的ではないときには、あるとは認めません。

今日の問題を見つめてながら生きており、遠すぎる未来のことは滅多に考えません。不慣れな仕事を引き受けると心もとなさを感じます。予測した出来事がどんどん近づいてくると、ESIは興奮して臨戦態勢に入ります。YESともNOとも言いきれない不確かな状況に置かれることを嫌います。

自分や自分の親しい人たちを、攻撃から直接積極的に守ります。仕返しすると決めたら、敵の急所を探し出してそこに一撃を加えることができます。不意打ちを食わされることは自分が許しません。不公平さや客観性のなさを問われると、ピリピリします。いくらか物理的に距離感を保つ必要があり、このせいで長い時間他人と近い距離で過ごすのを嫌がります。自分の家に知らない人やなじみのない人がいると、心配になったりイライラしたりします。

決断をするときは、その決断の重大さとそれによって起こりうるネガティブな影響を内心重視しています。日常生活では手際がよく、自分のテリトリーで見つけたものは何でも役立てることができます。自分の空間は整理してきちんとした状態を保ちます。習慣を変えるのには苦労します。約束が具体的な行動で示されなければ、待つことはないでしょう。

出典:ESI Profile by Gulenko - Wikisocion

ESI(ISFP)と他タイプの間柄

ESIと各タイプの間柄の表が以下です。間柄は対称な間柄が12種類、非対称な間柄が2種類の計14種類あります。相性の良し悪しがはかれる類のものではないので注意してください。

参考:相性」という言葉が見えなくするもの - ブログ

ESI(ISFP)から見たタイプ
同一関係
ESI
双対関係
LIE
活性化関係
ILI
鏡像関係
SEE
同属関係
EII
準双対関係
LSE
先生(恩恵関係)
SLI
監督(監督関係)
IEE
超自我関係
LII
消火関係
ESE
準同一関係
SEI
衝突関係
ILE
協力関係
LSI
幻想関係
EIE
生徒(恩恵関係)
IEI
選手(監督関係)
SLE

 

LIEとの双対関係はこちらもどうぞ:

 

ESI(ISFP)のモデルA

ESIのモデルAとモデルAから導けるESIの特徴も紹介しておきましょう。ソシオニクスではモデルAからタイプを考えることができます。

参考:ソシオニクス入門②~モデルA~ - ブログ

以下が、ESIのモデルAの図です。色が濃いものほど強い/使い慣れている/得意な機能で、色が薄いものほど弱い/使い慣れていない/苦手な機能です。

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ESIの自我(意識・重視・得意)

自我の機能は、意識している・価値を感じる・使い慣れている機能です。自我は、個性やアイデンティティ、追いかけたい理想、本当にやりたいことなどに関わっています。

ESIの自我はFiとSeからできています。このFiとSeは、影響を与えることで感情を捉える(Fi=個人的な感情、Se=影響*1)、どこからが敵でどこまでが味方か見極める(Fi=関係性、Se=範囲)…などと解釈することができます。この自我のFiとSeの特徴が、ESIのあだ名「保護者」や「後見人」に反映されているわけです。

参考:ソシオニクスの「自我」ブロックとは? - ブログ

ESIのイド(無意識・軽視・得意)

イドの機能は、意識しない・価値を感じない・しかし得意な機能です。原動力であり危険から身を守る力で、動物的な本能と考えたらわかりやすいでしょう。イドに背くということは自らを危険にさらすことですから、イドに反することはしたがりませんが、イドばかり使うのは理性的でないことと考えます。

ESIのイドはSiとFeです。ESIは、人と協力すると生活の質がどう変わるのか(Si=生活の質、Fe=協力)、あるいは、感情表現するとどういう満足を得られる(Si=満足、Fe=激しい情動)を無意識のうちに把握しているということになります。気分が悪くなるような人付き合いはしたくないですが、あまり重視したがりません。

参考:ソシオニクスの「イド」ブロックとは? - ブログ

ESIの超自我(意識・軽視・苦手)

超自我の機能は、価値を感じない・苦手・しかし意識している機能です。そのため、守らなければいけない社会規範として意識されます。褒められると、社会の一員として認めてもらえたようで嬉しくなりますが、あまり意識したくないのがこの機能です。

ESIの超自我はNeとTiです。ESIは、その構造の本質は何か(Ne=本質、Ti=構造)、あるいは、どういう可能性が考えられるか(Ne=可能性、Ti=分析)という視点で考えるのが苦手なのですが、同時に社会から爪弾きに遭わないためには何としてでも理解しなければならないことであるとも思っています。

参考:ソシオニクスの「超自我」ブロックとは? - ブログ

ESIの超イド(無意識・重視・苦手)

最後に超イドの機能は、無意識で苦手だけれども重視している機能です。自分に欠けている視点なので他人に教えてもらいたいと期待するのですが、教えてもらったことは何でも鵜呑みにする上、満たされないときには他人のせいにします。

ESIの超イドはTeとNiです。ESIには、未来を予測することで効率化する(Te=効率、Ni=予測)とか、結果を先読みしながら働く(Te=働き、Ni=結果)といった発想が欠けがちです。そうした自分にない視点を身をもって教えてくれる人がいると落ち着きます。

参考:ソシオニクスの「超イド」ブロックとは? - ブログ

 

また、ESIのモデルAについてもっと知りたい人は:

 

次回はIEE(ENFP)です。

 

*1:各要素の解釈は、過去記事のソシオニクスの8心理機能解釈をまとめた。 - ブログから選んでいます。組み合わせて自分の好きな解釈を作ろう!