いざよいブログ

MBTIと混同されているソシオニクスの誤解を解くためのブログ。

モデルAの機能だけでタイプを表現する。⑭~ILE(ENTP)~

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最終更新日:2019/11/05 モデルAの機能だけでタイプを表現するシリーズ、前回はIEE(ENFP)を紹介しました。14回目の今回は、ILE(ENTP)を機能の集合として表現するとどうなるのかをじっくり見ていこうと思います。

 

前回:

ILE、ENTp(MBTI表記:ENTP)

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①主導する機能:Ne(外向直観)

他者の知的好奇心を刺激したり、何かをさせるために他者の好奇心を利用したりすることに長けています。

知識や技術、人間に関わる異なる状況、領域において容易に類似性を見出します。そして、異なる知識同士、異なる社会的集団同士をつなぎ合わせ、同時にたくさんの事柄に関われるようになることを好みます。違った視点から色々考えてみて、それが一致するのかどうか確かめることを楽しいと思います。

新しいプロジェクトに関わったり、新しく技術を習得したり、初めて会う人たちや新しい関係性を経験したりなど、だいたいどんなことであっても、最初の段階を楽しみます。新しい試みに向けて準備をして開始することは、誰かが既にやっていることを経験したり、誰かが始めたことを仕上げたりする過程よりも断然価値があると考えています。「仕上げ」という単語は、このタイプの人には似つかわしくありません。ある事柄について、もはや手に負えない、あるいは自分があまりにもそれを放置しすぎていると気づいたときには、こまごました問題を全て片付けようと気を配るのではなく、中断する傾向にあります(このことは、⑤暗示するSiとも関係しているかもしれません)。

②創造する機能:Ti(内向思考)

自分が経験したり学習したりしてきた一連の現象を説明するため、論理体系化や公式化を簡単に行います。しかし、この論理体系あるいはそれに基づく説明は、永久的でもなければ包括的なものでもありません。新しい経験や情報が加えられれば変わることもありますし、アッサリ切り捨てられることすらあります。

③規範の機能:Se(外向感覚)

このタイプの人たちは、あるべき姿と比べて規律がなくきちんとしていないとして自分を批判する傾向にあります。そして、非常に限られた成功によって、自分を改善していこうとするのがこのタイプの典型的な特徴です。やりたくないことを自分に(あるいはこの場合だと、他人であっても)強いることはほとんどできず、そして、適切に人々を動かしたり組織化したりする方法を理解するよりは、人々がやりたがらないという状況を破り捨てようとします。

もっとも、規律、組織化、動員は、(自力で生み出そうとするものなのではなく)必要性があるときに自然と生じるものです。しかし、彼らは、戦わなければいけないことのせいでどんどん疲弊していき、困難に直接立ち向かい続けるよりは、別のもっと楽な道を探し始めます。

「グイグイ押す」ことで何かをさせようとするやり口に腹を立てます。そして、圧をかけて相手を動かそうとする人の意見は拒絶します。自分は圧力を使うのを避け、代わりに誘惑したり感動させたりするのを好みます。ものすごく怒ったときだけは強行的で要求が多い人になりますが、ちょっとしたら落ち着いて元通りになります。

④脆弱な機能:Fi(内向感情)

このタイプの人たちは、ふつう人間関係のニュアンスに注意を払いません。だからはっきりと定義されていない関係においては、その人との関係を過度に疑ったり逆に過度に信じ込んでしまったりします。こうした人間関係は、お互いの客観的な利益につながるときほど重要視します。人間関係それ自体に価値があると考えるというよりは、お互いを楽しませたりお互いの目標を達成させたりすることが重要な焦点と考えるのです。このタイプは、自分の気持ちを積極的に察してもらったり心配してもらったりすることを他人に期待していません。だから、自分に直接的な影響がない限り、人の気持ちを気にかける意味がわからないと思っています。言葉や行動で感情が表現されなければ、個人的な気持ちが反映された他人の言い分は、このタイプの印象には十分には残りません。「はっきりと非難はしていなかったけど、相手から見たらあなたの行動は非道徳的だったかもしれない」ということをそれとなくほのめかされると、このタイプの人たちは困惑します。機転を利かさずにこういったほのめかしをされると、簡単に片づけてしまうか、攻撃的に反応します。

深い感情を表現することには、それをするのが相手であろうが自分であろうが、気まずさを感じます。彼らは、自分の本当の気持ちを相手に負わせることを、自分の「権利」とは思いません。それは、他人の本当の気持ち(たとえ明るくて純粋なものであっても)がどれだけ自分にとって不快であるかを知っているからであり、そして彼自身、本当の気持ちを表現することが苦手だからです。

 

⑤暗示する機能:Si(内向感覚)

生理学的な感覚や、本当の欲求とのバランスがとれている感覚、本当の欲求と結びついている感覚など、自分の身体的な経過について慢性的に無自覚である傾向にあります。時々、独特な好みを持っていることがあるのですが、自分でそれが理解できなかったり満たすことができなかったりします。

自分の魅力やセクシュアリティを大っぴらに強調することはまずありえません。しかし、少なくとも、信頼できる雰囲気の下、自分の魅力やセクシュアリティを高められるような信頼できる友達やパートナーたちと小さな輪を作って、そういう感覚を満足させることを夢見ています。

⑥動員する機能:Fe(外向感情)

みんながワイワイと笑って冗談を言い、情動的な自由と自発性を感じられるような状況を願っています。しかし、大方自力でこの雰囲気を作り出すことはできないので、他の人が率先して刺激的で楽しい雰囲気を作り出しやすい状況を作るという方法をとります。このような試みに失敗すると狼狽するのですが、そういうときには狼狽を隠すか、不満やイライラをもってそれに対応するかします。

⑦無視された機能:Ni(内向直観)

今から未来へと続く流れとそこに潜む連関に注目した議論や、個人的な意味を追い、具体的な想像を伴う1つのビジョンを探究していく議論については、徹底的に理解することができます。しかし、数少ない具体的なビジョンや流れに集中するよりも、現在という地点から多くの可能性を探究することのほうを好みます。

⑧証明する機能:Te(外向思考)

利用可能な外部の情報と照らし合わせるという意味で、情報や主張や行動のどの側面が事実として正しいのかははっきりとわかります。しかし、主導するNe(…)によって培われた概念を追究するときには、自分の中の論理的な一貫性と比べれば、事実の正確性は重要でないと考える傾向にあります。また情報を公表する際にも、探究したいNe的なアイディア(…)があるときには、事実に焦点を合わせることを無意味な行為だと考えます。

所感

はっきり理解できたわけではないですが、NeとSeの他者への働きかけの違いが面白いなと思いました。なんとなく、Neは前から手招きするような感じで、Seは後ろから背中を押す感じだろうかと考えましたが、どうでしょうね…。

 

ILE(ENTP)の基本的な性格の特徴は:

 

出典: Information elements - Wikisocion

2019/11/05:訳を修正しました。