いざよいブログ

MBTIと混同されているソシオニクスの誤解を解くためのブログ。

第6機能、動員する機能

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超イドの2つ目の機能であり、モデルAの6つ目の機能であるのが、動員する機能です。MBTIの第三機能と対応しています。MBTIでは青年期に発達するということで、私はこれを「青年期の課題」と呼んでいました。

 

超イドブロック:

 

暗示される機能:

動員する機能

動員する機能mobilizing functionは、活性化する機能activating function、隠れた意図hidden agendaや第6機能sixth functionとも呼ばれます。この要素を助けてもらうとありがたいのですが、一定のポイントを超えてくると行きすぎだと感じられます。この機能を使うのは⑤暗示される機能を使うよりも快適なのですが、それでもまばらにしか使えません。自分の動員する機能を、不注意にそれに価値を置いていない他人に向けると、厳しい返事を返されがちです。きっと彼らには幼稚な言動だと思われているのでしょう。(⑤暗示される機能を使うとき以上に幼稚だと思われます。⑤暗示される機能はより成熟したもの、よく考えられたものとして使われるのですのが、というのは、そもそも人は⑤暗示される機能についてはもっと真剣に考えているからです。)動員する機能のバランスが生まれつき欠けていることで、むやみにそれに溺れたり、ひどくおろそかにしたりしやすいです。⑤暗示される機能の助けを借りて使うのがベストです。

この動員する機能の要素にあまりにも多く取り巻かれていると、人は退屈したり、拒絶することさえあるでしょう。動員する機能は、良き生にとって必要なものとは思っていますが、人生の第一の目的ではないのです。

 

動員する機能は、時々「指示対象」とも呼ばれます。これは、2つ目の弱いけれども価値があると思う機能で、他の人の助けや支えを喜んで受けたがる機能であり、そういう点で⑤暗示される機能に似ています。⑤暗示される機能とは対照的に、このアスペクトにおいて伝えられた情報は、これは自分にとって受け入れられるかどうか、受け入れるべきか拒絶すべきかを決めるため、偏った批判をされ、自分の中の規準や意志と照らし合わされます。受け入れられるかどうかに関わるたくさんの無意識な評価が、この動員する機能のもとで行われます。このアスペクトにおける行動のレベルは、他者に左右されます。つまり、人の支えがあれば、行動のレベルは周りの人々を凌駕することさえあるかもしれませんが、支えがなければ――跡形もなく消えるでしょう。

⑤暗示される機能とは異なり、動員する機能は、どんな受け取った批判や意見にも痛ましく反応することが多く、ただ黙って理解し支えてくれるのを期待します。(この作用は、①主導する機能がサブタイプの人の場合にはいくらか軽減します。①主導する機能がサブタイプの人たちは、動員する機能の批判にも④脆弱な機能の批判にも比較的耐性があります。)この機能は不活性でやや融通がきかないのですが、しかし①主導する機能よりは優れた臨機応変さがあります。この動員する機能のアスペクトは、双対の相手の②創造する機能によって、ふさわしい形で状況へと適合するようになります。

 

おまけ:「隠れた意図」by Ganin

この動員する機能を、Ganinは「隠れた意図」と呼び、人の行動の背後にある動機であると考えました。具体的には、

  • 動員するFe(ILE、SLE):「愛されたい」
  • 動員するSi(LII、EII):「健康になりたい」
  • 動員するNe(ESE、LSE):「完璧になりたい」
  • 動員するTi(SEI、IEI):「理解したい」
  • 動員するSe(EIE、LIE):「裕福になりたい」
  • 動員するNi(LSI、ESI):「信じたい」
  • 動員するTe(SEE、IEE):「知りたい」
  • 動員するFi(ILI、SLI):「愛したい」

です。

たとえば、動員するTeは「知りたい」で、動員するTiは「理解したい」です。これはSEEとIEEは、集めた知識を(思想のような)論理的な体系に落とし込もうとするよりは、興味のある事柄について知識を集めること自体を優先しようとします。つまり「知りたい」わけです。対照的に、SEIとIEIは、思想や概念の体系についての理解を整理したり向上させたりしたい、つまり「理解したい」のであって、そうした概念の妥当性を吟味するために情報をあつめたいわけではないのです。

注意:この解釈自体は従来のソシオニクスと一致するものなのですが、「隠れた意図」という名前のためか、動員する機能の重要性と視程が誇張されて、目的にかかわる自我の機能(①主導する機能や②創造する機能)とたびたび誤解されるようになりました。タイプを決める際には、自我の機能と混同しないよう注意が必要です。