モデルAの第6機能「動員する機能」とは?4つの特徴を紹介。

ソシオニクス
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ソシオニクスのモデルAについて解説をしています。今日はモデルAの6つ目の機能で、価値を感じて支えを欲しがる、動員する機能を紹介します。

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モデルAの第6機能「動員する機能」とは?

動員する機能は、モデルAの6つ目の機能であり、超イドブロックの2つ目の機能です。超イドブロックについては以下。

「動員する機能」は、英語では”mobilizing function”といいます。また、動員する機能は、

  • 第6機能
  • 活性化する機能
  • 隠れた意図
  • 指示対象

とも言われます。「活性化する機能」は”activating function”、「隠れた意図」は”hidden agenda”、「指示対象」は”referent”を訳したものです。

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各タイプの動員する機能

ソシオタイプは全部で16つあり、タイプごとに動員する機能の種類(※8つの要素のことです!)が異なります。

動員する機能の一覧は以下です。

タイプ動員する機能の要素
EIE、LIE外向感覚(Se)
LII、EII内向感覚(Si)
ESE、LSE外向直観(Ne)
LSI、ESI内向直観(Ni)
ILE、SLE外向感情(Fe)
ILI、SLI内向感情(Fi)
SEE、IEE外向思考(Te)
SEI、IEI内向思考(Ti)

各要素については、以下の記事でざっくり説明をしています。

動員する機能の特徴

動員する機能の特徴について見ていきましょう。

動員する機能は、ムラがあり、助けを欲しがる!

動員する機能は、苦手な機能の4つ目です。復習ですが、前々回の脆弱な機能(第4機能)と、前回の暗示される機能(第5機能)は、自分ではほとんど使うことができませんでした。

また、規範の機能(第3機能)は、苦手なりに、頑張れば自分でも使うことができました。

規範の機能と同じく、動員する機能も、自分でもなんとか使うことはできますが、やはり使えるのは少しの間に限られます。

この機能を使うのは暗示される機能を使うよりも快適なのですが、それでもまばらにしか使えません。

Functions – Wikisocion

動員する機能のバランスが生まれつき欠けていることで、むやみにそれに溺れたり、ひどくおろそかにしたりしやすいです。

同上

動員する機能は、安定して使い続けることができません。そのせいで、おろそかになりやすいです。

しかし、逆に使いすぎることもよくあります。この「使いすぎる」特徴は、規範の機能とは違うところです。規範の機能は、先延ばしにし続けて、問題が起きてから一気に使う、という特徴はありますが、使いすぎることはあまりないでしょう。規範の機能はあまり使いたくない面倒な機能だからです。

一方、動員する機能には価値を感じているので、たびたび使いすぎるのです。動員する機能が情報を受け取ると、魅了されます。それだけならいいのですが、コントロールができないためしばしば溺れてしまいます。そのため、動員する機能も、暗示される機能と同じで、誰かの力を借りる必要があり、人からの助けや支えを喜んで受け取ります

ちなみに動員する機能は、人の支えがあるかどうかによって、活発さが変わるようです。

このアスペクトにおける活動レベルは、他者に左右されます。つまり、人の支えがあれば、活動レベルは周りの人々を凌駕することさえあるかもしれませんが、支えがなければ――跡形もなく消えるでしょう。

Model A – Wikisocion

動員する機能は、周りの人の支えがあれば、長い間上手に使い続けるかもしれません。逆に、支えがなければ、おろそかになることのほうが多いでしょう。

動員する機能は、情報をえり好みする!

このように動員する機能は、暗示される機能と同じで、価値を感じており、人から情報を与えてもらいたがります。しかし柔軟で隙だらけの暗示される機能とは違って、動員する機能はどちらかといえば頑固な機能です。つまり、暗示される機能のように、なんでもかんでも情報を受け付けるわけではありません。動員する機能は、受け取る情報に限度があります

まず、動員する機能は、たくさん情報が注がれるとお腹いっぱいになります。いくら美味しいものでも、美味しく・楽しく食べられる胃袋のボーダーラインってありますよね。そこを超えてくると、正直見たくもなくなります。これと同じことが、動員する機能でも起こります。

この動員する機能の要素にあまりにも多く取り巻かれていると、人は退屈したり、拒絶することさえあるでしょう。

Functions – Wikisocion

動員する機能も、周りに情報が溢れすぎていると嫌気がさしてきます。つまらなくなったり、拒絶したくなったりします。これは、人からの助けでも同じです。助けてもらうことへのありがたみは、一定のラインを超えると、次第に感じられなくなってきます。

この要素を助けてもらうとありがたいのですが、一定のポイントを超えてくると行きすぎだと感じられます。

同上

さらに、情報を受け取るか受け取らないかのボーダーラインは、情報の量だけではなく、情報の種類でも決まります。動員する機能は、情報をえり好みします。暗示される機能はなんでもかんでも食べるカービィみたいな機能でしたが、動員する機能は、偏食です。

かわいい…。

話を戻すと、動員する機能は、自分の受け入れたい情報だけを受け入れます。

暗示される機能とは対照的に、このアスペクトにおいて伝えられた情報は、これは自分にとって受け入れられるかどうか、受け入れるべきか拒絶すべきかを決めるため、偏った批判をされ、自分の中の規準や意志と照らし合わされます。受け入れられるかどうかに関わるたくさんの無意識な評価が、この動員する機能のもとで行われます。

Model A – Wikisocion

動員する機能に情報が注がれると、無意識のうちに情報を審査します。自覚はないかもしれませんが、「自分にとって受け入れられる内容か?」「自分にとって受け入れたい内容か?」と、その情報が自分の中の基準や意志に沿うものかどうかをチェックします。そして動員する機能は、この審査にクリアした情報だけを受け取ります。審査をクリアできなかった情報は、拒絶されます。

動員する機能は、人生の第一の目的ではなく「補助線」!

このように動員する機能は、人の助けを得ながらも、情報を受け取ることに価値を感じます。しかし既にお腹いっぱいのときや、自分の基準に沿わないときには、情報を拒みます。

暗示される機能であれば、そんなえり好みはしませんでした。なぜなら、暗示される機能が受け取る情報は、自我を追求する上でもっとも必要なものだからです。言い換えれば、動員する機能は、暗示される機能ほど強い価値は感じていないということです。

動員する機能は、良き生にとって必要なものとは思っていますが、人生の第一の目的ではないのです。

Functions – Wikisocion

また、暗示される機能と比べれば、動員する機能のことは軽く考えています。それは軽薄さ・幼稚さとしてあらわれることになります。

自分の動員する機能を、不注意にそれに価値を置いていない他人に向けると、厳しい返事を返されがちです。きっと彼らには幼稚な言動だと思われているのでしょう。(暗示される機能を使うとき以上に幼稚だと思われます。暗示される機能はより成熟したもの、よく考えられたものとして使われるのですのが、というのは、そもそも人は暗示される機能についてはもっと真剣に考えているからです。)

同上

元々、動員する機能は、自分の基準で情報をえり好みするので、かなり偏っているのです。そんな偏った動員する機能を軽々しく使うわけですから、そりゃあ幼稚にも映ります。厳しい批判を向けられるのは当然でしょう。

このような事態を避けるためには、動員する機能は、暗示される機能とセットにして使うことがおすすめです。動員する機能にのめり込んで幼稚さを暴発させてはいけません。動員する機能はあくまで「手段」や「補助線」にすぎません。真剣に考えている暗示される機能とセットで使うことで、動員する機能は十分有効活用できるでしょう。

動員する機能は、傷つきやすく黙って支えてほしい!

動員する機能は、暗示される機能とセットで使うのがおすすめと言いました。ただそうは言っても、暗示される機能は自力ではほとんど使えないのでした。だから周りの人に代わりに使ってもらわないといけないのですが、それがもっとも上手にできるのが双対と言われています。

双対は、自分のかわりに暗示される機能を引き受けてくれます。加えて、自分の動員する機能も、ふさわしい形に整えてくれます。

動員する機能のアスペクトは、双対の相手の創造する機能によって、ふさわしい形で状況へと適合するようになります。

Model A – Wikisocion

ここで、さらに押さえておきたい特徴は、動員する機能は、批判に弱く傷つきやすいということです。

暗示される機能とは異なり、動員する機能は、どんな受け取った批判や意見にも痛ましく反応することが多く、ただ黙って理解し支えてくれるのを期待します。

Functions – Wikisocion

暗示される機能が、厳しい批判も愛情の証と感じることができ、指示やアドバイスをほしがるのとは異なります。先に言った通り、動員する機能は、確かに助けや支えを欲しがります。しかし直接的に言及されると傷つきます(サブタイプが主導する機能である場合は、比較的耐性があるようですが)。そのため、動員する機能には、あまりあれこれ言ってほしくないのです。「黙って理解する」という形で支えてほしい、と感じています。

ここにも双対が理想的と言われる理由があります。双対は、創造する機能によって自分の動員する機能を助けてくれるのですが、この創造する機能は柔軟で、元々、人の問題を解決するために使う機能です。だから双対は、自分の動員する機能が未熟なのをただ黙って理解し支えることになるのです。

このように動員する機能は、「黙って理解してほしい」と感じます。もし動員する機能がこうした支えを得られなければ、暗示される機能もそうなのですが、不満を感じて他人を責めることになります。具体的には、「誰も自分をわかってくれない…」と理解者がいないことをボヤくことになるだろうと想像できます。

周りに支えてくれる人がいればその人を大事にしましょう。そうでない場合も、動員する機能を「これが本当の自分だ」なんて思い込んで、軽率な行動に出ないよう気を付けましょう。動員する機能は、「隠れた意図」という別名からもわかる通り、隠れているくらいがちょうどいいものです。理解してくれそうな人の前でだけ、ささやかに開示しましょう。大々的に発信したところで、激しい批判に晒されて自分が傷つく結果に終わるだけかもしれません。

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