モデルAの第3機能「規範の機能」とは?4つの特徴を紹介。

ソシオニクス
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ソシオニクスのモデルAについて解説をしています。今日はモデルAの3つ目の機能で、「やらなければいけない」という規範意識に関わっている、規範の機能を紹介します。

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モデルAの第3機能「規範の機能」とは?

規範の機能は、モデルAの3つ目の機能であり、超自我ブロックの1つ目の機能です。超自我ブロックについては以下。

簡単に説明すると「規範」とは「~べきである」のことで、この機能の特徴から名付けました。他には、

  • 第3機能
  • 役割の機能
  • 予備の機能

と呼ばれます。役割の機能(role function)が一般的な名称です。また、「予備」は英語では”reserve”を訳したものです。

また、当ブログでは「仮面の機能」と説明したこともあります。

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各タイプの規範の機能

ソシオタイプは全部で16つあり、タイプごとに規範の機能の種類(※8つの要素のことです!)が異なります。

規範の機能の一覧は以下です。

タイプ規範の機能の要素
ILE、IEE外向感覚(Se)
IEI、ILI内向感覚(Si)
SLE、SEE外向直観(Ne)
SEI、SLI内向直観(Ni)
LIE、LSE外向感情(Fe)
LII、LSI内向感情(Fi)
ESE、EIE外向思考(Te)
ESI、EII内向思考(Ti)

各要素については、以下の記事でざっくり説明をしています。

規範の機能の特徴

規範の機能の特徴について見ていきましょう。

規範の機能は、「予備」として状況に対応する!

規範の機能は、自我ブロックの主導する機能、創造する機能に続く、3つ目の機能です。自我ブロック、主導する機能、創造する機能は以下。

規範の機能はどういうときに働くのかというと、主導する機能・創造する機能のペアが太刀打ちいかなくなったときです。

規範の機能は、主導する機能が認識している現実とは真逆の状況に面したとき、状況に応じて発動します。主導する機能は、自らの情報のアスペクトに関わる情報を受け入れるだけで、そうではない情報に面しても、創造する機能を通じて新たなデータを産出することはできないのです。

Functions – Wikisocion

基本的に人は現実を自我ブロック=主導する機能・創造する機能のペアによって認識しています。しかし、このペアはあくまでも自分の「設計図」を「形にする」のが仕事であって、設計に直接関係のないことには対応することができません。そこで、この主導する機能・創造する機能が対応できない現実は、規範の機能が担当することになるのです。

主導する機能と創造する機能が十分に見込めないときや、人があらゆる種類の情報を受け入れなければいけない新たな状況下で、この規範の機能は助けてくれる(…)。

Model A – Wikisocion

先に規範の機能は「予備の機能」と呼ばれることがあると言いましたが、それは規範の機能が、主導する機能・創造する機能だけではうまくいかない場面で、「予備」としてあらわれるからです。

トランプの「予備」のカードがどんなカードのかわりにもなれるように、「予備」である規範の機能は、どんな状況にでも対応できる柔軟さがあります。

この柔軟さは、創造する機能にもあるものです。しかし決定的に違うのは、創造する機能が新しい選択肢を生み出すのに対し、規範の機能は既存の選択肢から探すということです。

しかし、創造する機能とは対照的に、規範の機能は、新たな選択肢や解決策を探すのではなく、すでに蓄積された一連の基準や規範の中から最適なものを選びます。

同上

トランプの予備のカードは、元々ある54枚のどれかの代わりになるのが仕事であって、「ハートの14」とか「スターのA」とかにはなりません。規範の機能も同じで、元々ある選択肢から最適な選択肢を選ぶのが、規範の機能の仕事なのです。

(…)規範の機能の発達は自己充足した完全なシステムをつくるというよりは、穴が開いたらつぎはぎするという感じなのです。

同上

予備のカードは、トランプが無くなったときにその都度、その失くなったカードの代わりになって、穴を埋めますよね。必要に迫られればその都度対応するのが、規範の機能です。

規範の機能は、基本的にオフ、時々オン!

規範の機能は、あくまで主導する機能・創造する機能の後ろに控える「予備」の機能です。そして、規範の機能は、主導する機能と同時に作動することはできません。そのため、規範の機能はオフになっていることが多いです。

主導する機能を活発に使っているときは、規範の機能は本質的にオフになっています。この2つの機能は同時にオンにすることはできません。それは、この2つの機能が、似た事柄への正反対のアプローチを意味しているからです。

Functions – Wikisocion

主導する機能と規範の機能は、対立する見方をするので、主導する機能がオンになっているときは規範の機能はオフになるし、規範の機能がオンのときは主導する機能はオフになるのです。そして、主導する機能は、規範の機能よりも圧倒的に強いので、主導する機能がオンで、規範の機能がオフになっていることが一般的というわけです。

この対立のため、自分の主導する機能に夢中になればなるほど、規範の機能は無視されたり抑圧されたりします。

同上

主導する機能を働かせて自分の「完璧な設計図」に夢中になっているとき、その裏で規範の機能はほったらかしになっています。ただ、ほったらかしていることにはうすうす気づいていて、定期的に規範の機能を働かせようとします。

規範の機能に問題が生じると、エネルギーが主導する機能から流れ出し、いつも通りの行動をやめて、自分がほったらかしてきたあらゆるタスクを片付けようとします。

同上

先にも言った通り、規範の機能でないと対応できない現実があります。そのとき、担当であるはずの規範の機能がオフのままだったら問題はどんどん進行してしまいます。そのため人は、主導する機能を一旦オフにして、規範の機能を意識的にオンにしなければならないのです。

しかし、基本的にこの試みはムラがあって、見えていた問題がなくなってくるとそんな試みはすぐに忘れて、ふたたび主導する機能が優勢のいつもの生活スタイルに夢中になります。

同上

主導する機能をオンにしているほうが楽なので、規範の機能は必要がなくなってきたら自然とオフに戻ります。

規範の機能は、取り組まなければならない弱点!

人の使命は、自我ブロック(主導する機能・創造する機能)を滞りなく作動させることです。

使命を果たすためには、使命とは直接関係がなくても、「自分の生活のバランスを立て直し、弱点を克服する(同上)」必要があるわけですが、そこで規範の機能を使うことになるのです。

そのため、規範の機能は「取り組まなければならない自分の弱点(同上)」 として意識されます。そこから一般に「成長」と言うときは、弱点の克服、具体的には規範の機能の発達が意図されることが多いです(実際は、他の機能も成長します)。

しかし、弱点を克服するのは大変なことです。規範の機能は使い続けるとウンザリしてきます。

規範の機能に長々と焦点をあてなければならないときには、不快と疲労を感じます。

Model A – Wikisocion

「やらなければ弱点は克服されない」「やらなければ問題は解消されないままだ」とわかっているからこそ、規範の機能は、短時間だったら我慢して働かせることができます。しかし長時間続けて働かせたくはありません。

さらに規範の機能を働かせていないことを人から批判されるとイラッとします

規範の機能の注意力が欠けていると批判されると、人はしばしば苛立ちます。なぜなら、注意が欠けていることはすでに十分自覚しており、これまでも正そうとしては失敗してきているからです。

Functions – Wikisocion

規範の機能を働かせて、弱点を克服できるよう努めなければならないことくらい、自分でよくわかっているのです。弱点であることは自覚しているし、このままでは問題は解消されないということも十分わかっています。でも先にも言ったように、強い主導する機能を一旦止めて規範の機能を働かせるには、意識を集中させないといけません。自然とできることではなく、努力が必要なのです。

それでも脆弱な機能に比べれば、批判に対して柔軟に対応できるほうです。

脆弱な機能と比べれば、規範の機能は批判に応じたり退けたりするのが簡単です。理論上は規範の機能にいくらかの価値があると信じているからです。

同上

規範の機能は、状況に応じて批判を受け入れたり、批判に反発したりします。規範の機能に価値があることはわかっているけど、不快で疲れる作業であるのも事実です。たびたび「やらなきゃなぁ」と「疲れるからやりたくないなぁ」の間のせめぎ合いを経験するでしょう。

規範の機能は、自分の理想であり、学びを求める!

このように規範の機能は自覚ある弱点であり、人は規範の機能に対して「努力しなければならない」というふうに感じます。疲れるしやりたくないのが本音ですが、それでも規範の機能を使えるようになりたいという思いを捨て去ることはありません。

しばしば人は、自分の規範の機能を発達させて超人になれればいいのにと思うのですが、この達成不可能なゴールに目を向けすぎると落胆してしまいます。なぜなら、主導する機能がどっちみちいつも勝つからです。

同上

規範の機能がうまく使えるようになって、問題にパパッと対応できるようになれば、その問題に苦しめられることもなくなるのに!…そんなふうに考えるかもしれません。しかしそこで理想を高く掲げすぎてしまえば、思うようにいかない現実とのギャップにガッカリし、自信を無くしてしまうことでしょう。

そしてその理想と現実のギャップを埋めるための行動をとりたくなります。

同時に、この機能に関する「自分の力を見せつけ」たいとか、自分が基準に至っていることや「他の人ほど悪くないのだ」ということを証明したいとか、この基準を達成するための方法を学びたいとかいう欲望が定期的に沸き起こります。

Model A – Wikisocion

まず、虚勢を張ることです。思うようにいかない現実から目を逸らすため、自分の規範の機能があたかも優れているようにふるまいます。

次に、「そんなに悪くはない」と自分を慰めることです。確かに理想からはほど遠いかもしれないけど、最低ラインは超えているとか、他の人よりはマシだということを証明して、自信を取り戻したくなります。

そして、勉強したくなります。どうしたらできるようになるんだろう?どうしたら理想に近づけるんだろう?と思い、必死に学ぼうとします。もし、周りにアドバイスをくれる人がいて、そのアドバイスのおかげで確かに成長できていると感じられるなら、その人のことはぜひ大切にしてください。

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