いざよいブログ

MBTIと混同されているソシオニクスの誤解を解くためのブログ。

第3機能、規範の機能

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超自我ブロックの1つ目の機能、規範の機能を紹介します。当初は難しい感じの言葉をブログで使いたくなくて、努力の機能とか仮面の機能とかオリジナルな訳をつけていましたが、いずれもこの機能の両義性が表現できていなかったと反省しています。

 

以下は「仮面」の訳をつけた理由と独自研究です:

sw8pc5.hatenablog.com

あとはこちらも:

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これらを読めばわかる通り、私はこの機能をかなり嫌っていました。家族全員が強いSi(私の規範にあたる)を持っているせいと思うのですが、そうはいってもこの機能は自分のバランスをとるために必要ではあるので、一概に悪いとは言えません。逆にこの機能を使わなさすぎて生活がダメダメになっている人もいるでしょう。ろくに食事もせず風呂にも入らず目の疲れも肩こりもお尻の痛みも無視してブログ記事を永遠と書きためている今の私がその典型です。

前置きが長くなりましたが、以下、規範の機能の説明にうつります。

規範の機能

 

この規範の機能role functionは、第3機能third functionとも呼ばれます。①主導する機能を活発に使っているときは、規範の機能は本質上止まっています。この2つの機能は同時にオンにすることはできません。それは、この2つの機能が、似た事柄への正反対のアプローチを意味しているからです。対立する要素のペアを例にあげます。

  • Si vs Ni:自分の環境やそれが自分の身体的な状態にどう影響しているかに注目する vs 状況の進展と底に隠された別の意味に注目する
  • Se vs Ne:目に見えるテリトリーや対象を積極的に手に入れ管理しまとめる vs 目に見えない可能性や生じてきている状況を積極的に探し求め、発展させる
  • Fi vs Ti:個人的な感情に基づいて評価する vs 客観的な法に基づいて評価する(思いやりvs正義)
  • Fe vs Te:それに関わる人間的・社会的な要素に基づいて評価する vs 能率、有効性、ないし客観的な根拠に基づいて評価する

この対立のため、自分の①主導する機能に夢中になればなるほど、規範の機能は無視されたり抑圧されたりします。人はたいていこの抑圧にいくらか気づいており、他者の期待にこたえ社会の中でなにかを成し遂げるためには取り組まねばならない自分の弱点だと感じています。通常は、自分の生活のバランスを立て直し、弱点を克服するため、定期的にこの規範の機能に取り組みます。しかし、基本的にこの試みはムラがあって、見えていた問題がなくなってくるとそんな試みはすぐに忘れて、ふたたび①主導する機能が優勢のいつもの生活スタイルに夢中になります。したがって、規範の機能の発達は自己充足した完全なシステムをつくるというよりは、穴が開いたらつぎはぎするという感じなのです。しばしば人は、自分の規範の機能を発達させて超人になれればいいのにと思うのですが、この達成不可能なゴールに目を向けすぎると落胆してしまいます。なぜなら、①主導する機能がどっちみちいつも勝つからです。

規範の機能の注意力が欠けていると批判されると、人はしばしば苛立ちます。なぜなら、注意が欠けていることはすでに十分自覚しており、これまでも正そうとしては失敗してきているからです。規範の機能に問題が生じると、エネルギーが①主導する機能から流れ出し、いつも通りの行動をやめて、自分がほったらかしてきたあらゆるタスクを片付けようとします。①主導する機能を通じてエネルギーを操るのは簡単です。が、規範の機能では努力と集中力が必要になります。したがって、人が言う自分の成長という概念は、規範の機能、より広く超自我ブロックの発達が中心となっていることが多いです。

④脆弱な機能と比べれば、規範の機能は批判に応じたり退けたりするのが簡単です。理論上は規範の機能にいくらかの価値があると信じているからです。規範の機能は、①主導する機能が認識している現実とは真逆の状況に面したとき、状況に応じて発動します。①主導する機能は、自らの情報のアスペクトに関わる情報を受け入れるだけで、そうではない情報に面しても、②創造する機能を通じて新たなデータを産出することはできないのです。

 

規範の機能は、十分に柔軟で、刺激を受けると活性化し、にもかかわらず弱い機能です。「予備の機能」とも呼ばれるかもしれません、なぜなら、①主導する機能と②創造する機能が十分に見込めないときや、人があらゆる種類の情報を受け入れなければいけない新たな状況下で、この規範の機能は助けてくれるからです。しかし、②創造する機能とは対照的に、規範の機能は、新たな選択肢や解決策を探すのではなく、すでに蓄積された一連の基準や規範の中から最適なものを選びます。この機能に長々と焦点をあてなければならないときには、不快と疲労を感じます。同時に、この機能に関する「自分の力を見せつけ」たいとか、自分が基準に至っていることや「他の人ほど悪くないのだ」ということを証明したいとか、この基準を達成するための方法を学びたいとかいう欲望が定期的に沸き起こります。