モデルAの機能だけでタイプを表現する。⑩~LIE(ENTJ)~

ソシオニクス
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最終更新日:2019/11/05 ソシオニクスのモデルAの機能だけでタイプを表現するシリーズ、10回目です。前回はEIE(ENFJ)を紹介し、最後に私IEI(INFJ)との比較をしてみました。今回はモデルA的に言えばEIEと半分だけ同じタイプであるLIE(ENTJ)です。

前回:

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LIE、ENTj(MBTI表記:ENTJ)

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①主導する機能:Te(外向思考)

主導するTeは、自分の個人的な興味や専門的な活動に関する事柄について、本や人から聞いた情報などという外部のソースから事実的な情報を蓄積しようとする機能です。また、この機能によってその事柄に精通しているという自信を得るので、自分の知識に自信を持って、それに関係する議論に参加することができるのですが、他人には横柄な印象を与えることもあります。他の特徴としては、外的な事実の評価が挙げられます。つまり、労働、社会問題、金融、手続き、人間関係、会話などが外的な事実にあたりますが、正確であるか・理にかなっているか・効率的であるかといった視点からそれらを評価するのです。そこから、外界をどんどん効率的で合理的にしようとし、同時に「自分は、役に立つ/実利的な/学べる活動に関わっていて、生産的である」という自尊感情もどんどん高めようとします。間違いだとわかっている情報を広めることは、不安にすることなのでできる限り避けます。

②創造する機能:Ni(内向直観)

このタイプは、自分が興味を持っている状況やテーマがこの先どう発展していくのかについて予測することが好きです。洞察力が非常に優れていますが、それ自体は目的ではなく、自分のより中心的な興味や活動の発展を促すための手段として、洞察を行います。

③規範の機能:Fe(外向感情)

このタイプの人たちは、特に集団でいるときには、その場に広がる感情的な雰囲気に適応しようと努めます。そして、既にある程度知っている人たちの前では、明るくウィットに富んだ発言をするなどして、良い雰囲気を作ろうとします。しかしこのような努力は、基本的には控えめであり長くは続きません。というのも、情熱以上に複雑で激しい感情を表すことは、このタイプの人たちには難しいのです。大きい声で笑ったりお互いに冗談を言い合ったりするような激しい感情表現が交わされる集団の雰囲気には、どうしても加われないのです。雰囲気を壊さないようにする必要性に自覚的であろうとはするのですが、自分の気分や相手に対する個人的な感情とかち合わないときには、全然うまくいきません。典型的なのは、みんなで軽口を言い合ったり気楽な会話をしたりしている最中に、他人の間違った発言をつい訂正してしまったがために怒っていると思われて、雰囲気に従おうという努力を自ら台無しにしてしまう人です。

④脆弱な機能:Si(内向感覚)

④脆弱な機能にSiを持つこのタイプは、Siの効果を気にしないし、Si的な視点は自分の目的達成には全然重要ではないというふうに考える傾向があります。遠くのことや長期的な思考と比べると、身体のこと、身近なこと、今ここのことの優先度は低くなります。典型的な特徴として、細部に宿る美への無関心さが挙げられます。というのは、長期的な視点で見たときに、細部を気にしていたらきりがないという意見に焦点があてられるからなのです。また、身の周りのことや自分の身体的な感覚にも疎く、自分が扱う必要のない物がどこにあるのかがよくわからないということがあります。

細部の美への無関心さは、(EIEと比べて)LIE(ENTJ)のほうが特に顕著です。(…)

④脆弱なSiを持つこのタイプは、そもそもSi的な見方をどうでもいいと思っているので、この機能に関わる思いもよらない問題、新たな問題、あるいは見過ごされた問題のせいで、道を外れてしまうことが多いです。

 

⑤暗示される機能:Fi(内向感情)

このタイプの人たちは、親密な人間関係を渇望しています。そういった関係の中で、信頼感に包まれながら、自分の個人的な体験を気軽にわかちあったり、言葉にしなくてもお互いにわかる感情や倫理観によって関係を持続させたりしたいと思っているのです。このタイプは、最初の一歩なら踏み出そうとするのですが、そのような関係が存在しているのか、あるいはそのような関係にはどういった格付けがされるのか、を正しく評価することに自信がありません。そのため、曖昧さのないはっきりした人間関係を重視している人や、はっきりした倫理原則に従っていて信頼感があり、彼らの目から見ても信用に値すると思える人に対して、魅力を感じます。

この人たちは、相手が友達なのか敵なのか、自分に向けられている感情が好意なのか悪意なのか、をよく考えないところがあります。そのかわり、たいていの場合は、その人についての事前知識に基づいて、あたかも最初から友達/敵であるかのように行動します。そのせいで友達を敵と間違えたり、敵を友達と間違えたりすることになってしまうのです。他の人が自分にどんな感情を抱いているのかは少しずつしか認識できるようにならず、感情を言葉ではっきりと伝えてもらい、十分な期間、その伝えてもらった感情をはっきりと行動にあらわし続けてもらえない限りは、いつも疑いが残ってしまいます。人間関係についてもすぐに不安定になり、気持ちは変わっていないよと常に人から安心させてもらわねばなりません。

このタイプは、人に自分の個人的な感情(「○○さんって本当に面白いよね」や「大好き」など)を伝えることを恥ずかしがりますが、人から言われると、まるでサプライズを受けたかのように良い反応を示します。そのかわり、他人のふるまいに筋が通っているかどうかをよく見ています。

⑥動員する機能:Se(外向感覚)

自分の目的を達成することには自信を感じるのですが、どっちの道を選べばいいのかで躊躇しがちです。こういった場合、最後には自分で選べるように、他者の支えを感じる必要があります。

競争や大変な努力をしたり、人と一緒に障害を乗り越えるといったような、自分の意志や人間のパワーが成長していく様子を見たりするのが好きです。しかし、これらの努力のためには心からの悦びとやる気を人から与えてもらわなければなりません。

⑦無視された機能:Ti(内向思考)

アイディアやシステムの持つ論理についての議論は、内容は簡単に理解できるのですが、基本的に興味がありません。そういった論理構造は、目標達成にはほとんど価値のないことだと受け取っており、まったく面白くない上に生産性もないことであると感じています。

⑧証明する機能:Ne(外向直観)

どんな類いのアイディアでも上手に生み出すことができますが、自分ではそのアイディアを真剣には受け止めないし、アイディアを生むことをある種の価値のない娯楽として見ています。興味のある分野に無関係な事柄について考えることに「遊蕩する」よりは、自分の想像力と洞察力を具体的に何かを成し遂げようとする場面で使うほうが自然です。

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所感

最近、Fiを「敵か味方か見極める機能」という視点から考えるのにハマっているのですが、⑤暗示される機能(盲点)の記述を読むに、“裏切り”は弱いFiに関わる言葉なのかもしれないと思いました。敵を友達と混同してしまうわけですからね。

あとは①主導のTeの「生産的な活動をすることで自尊心も同時に高める」という態度は、見習わざるを得ないと言えますね。Teを⑤暗示される機能(盲点)に持つEII(INFP)やESI(ISFP)、そして④脆弱に持つSEI(ISFJ)が自己敗北的…要はマゾだと読んだことがありますが、まぁ、そういうことなのだろうと思います。IEI(INFJ)はむしろ自信過剰ですが、低い自尊心の裏返しな感じはありますし、あと少なくとも私はマゾです(聞いていない)。

 

LIE(ENTJ)の基本的な性格の特徴は:

 

2019/11/05:訳を修正しました。

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