いざよいブログ

MBTIと混同されているソシオニクスの誤解を解くためのブログ。

有能な評論家ILI(INTJ)の性格の特徴を解説するよ。

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今日はILI(INTJ)の基本的な性格の特徴を紹介します。最近ごく一部とは言え、MBTIやソシオニクスの知名度があがっているような印象を受けます。当ブログが、誰かしらに何かしらの貢献ができているのであれば光栄です。

第1回はこちら: 

ILIは、MBTIにおけるINTJと対応するタイプであり、Intuitive-Logical-Introvert(直観的で論理的な内向型)の略称です。

 

 

ILI(INTJ)の基本性格

ILIは目が肥えていて、行動言動のうちにある矛盾や手抜きによく気づきます。軽率な行動に将来性は望めないと思っています。人を特徴づけて、主な反応を予測することができます。人が必要な方向へと歩き出せるよう忍耐強く導いて、心の準備をさせてあげます。

ILIは、それをやって確かな見返りがあると保証されているタスクにしか応じません。お金は節約します。仕事は丁寧にゆっくりと行い、細かい部分まで注意深く吟味します。すべてを頭の中で計算します。プロセスを管理しようとします。自分が蓄えてきた情報を利用することができます。

快適さや健康の問題には慎重です。無茶な手段をとったり根拠なく熱中したりすることは、ILIには似つかわしくありません。家では、なじみのあるアイテムに囲まれています。ILIは食通であることがよくあります。清潔さと衛生の水準は守り続けます。

ILIは議論したり様々なトピックについて論じたりするのが好きなのですが、だんだん短気になってきて自分や他人の気分をぶち壊してしまうことがあります。ILIは自分の感情をコントロールするのが上手ではなく、憂鬱な状態から始まってしまいには不満を爆発させてしまいます。ILIの問題は、心のバランスをとることにあります。平穏でリラックスした状態に不安にさせられるのが嫌いです。

出典:ILI Profile by Gulenko - Wikisocion

ILI(INTJ)と他タイプの間柄

以下に、ILIの間柄をまとめておきます。間柄は全部で14種類(うち非対称な間柄が2種類)あります。単純に相性が良い/悪いではかれるようなものではないので注意してください。

参考:「相性」という言葉が見えなくするもの - ブログ

ILI(INTJ)から見たタイプ
 同一関係
ILI
双対関係
SEE
活性化関係
ESI
鏡像関係
LIE
同属関係
IEI
準双対関係
SLE
先生(恩恵関係)
LSI
監督(監督関係)
EIE
超自我関係
SEI
消火関係
ILE
準同一関係
LII
衝突関係
ESE
協力関係
SLI
幻想関係
IEE
生徒(恩恵関係)
EII
選手(監督関係)
LSE

SEEとの双対関係はこちらも参考にしてください:

 

ILI(INTJ)のモデルA

次はILIのモデルAとモデルAから導かれるILIの特徴を取り上げます。

参考:ソシオニクス入門②~モデルA~ - ブログ

以下が、ILIのモデルAの図です。色が濃いものほど強い/使い慣れている/得意な機能で、色が薄いものほど弱い/使い慣れていない/苦手な機能です。

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ILIの自我(意識・重視・得意)

自我の機能は、意識しているし価値も感じるし得意な機能です。個性、アイデンティティ、あるいは追いかけたい理想、本当にやりたいこと…に関わります。

ILIの自我はNiとTeからできています。このNiとTe自体は抽象的な概念ですが、メカニズムを把握して未来を予測する(Ni=予測、Te=メカニズム*1)、効率化することで結果につなげる(Ni=結果、Te=効率化)…などと解釈することができます。こうした自我の特徴から、ILIは「評論家」や「監視員」というあだ名がつけられています。

参考:ソシオニクスの「自我」ブロックとは? - ブログ

ILIのイド(無意識・軽視・得意)

イドの機能は、無意識で価値を感じていないけれども得意な機能です。原動力でありかつ危険から身を守る力、雑に言えば動物的な本能みたいなものです。イドに背くということは自らを危険にさらすことですから、イドに反することはしたがりません。しかし、イドを積極的に使うということもありません。

ILIのイドはTiとNeです。ILIは、その本質はどのように構造化できるか(Ti=構造、Ne=本質)、あるいは、その可能性はどのように分析できるか(Ti=分析、Ne=可能性)を無意識のうちに把握しているということになります。論理的な矛盾を無視するのは難しいですが、そこにこだわり続けることはしたくありません。

参考:ソシオニクスの「イド」ブロックとは? - ブログ

ILIの超自我(意識・軽視・苦手)

超自我の機能は、価値を感じないし苦手だけれども意識している機能です。そのため、守らなければいけない社会規範として意識されます。褒められると社会の一員として認められたようで嬉しくなります。

ILIの超自我はFeとSiです。つまりILIは、平穏でいるにはどう人と協力したらよいか(Fe=協力、Si=平穏さ)、あるいは、不満を感じないためにはどう感情を解放したらよいか(Fe=激しい情動、Si=満足)などという視点をもつのが苦手なのですが、同時に社会でやっていくためにはなんとしてでも理解しなければならない視点であるとも思っているということになります。

参考:ソシオニクスの「超自我」ブロックとは? - ブログ

ILIの超イド(無意識・重視・苦手)

最後に超イドの機能は、無意識で苦手だけれども重視している機能です。自分に欠けている視点なので他人に教えてもらいたいと期待するのですが、教えてもらったことは何でも鵜呑みにする上、満たされないときには他人のせいにします。

ILIの超イドはSeとFiです。ILIには、関係性によって影響を与える(Se=影響、Fi=関係性)とか、個人的な感情から物事の性質を理解する(Se=性質、Fi=個人的な感情)といった発想が欠けがちです。そうした自分にない視点を身をもって教えてくれる人がいるとリラックスできます。

参考:ソシオニクスの「超イド」ブロックとは? - ブログ

 

より詳しいモデルAの説明は:

 

次はLIE(ENTJ)の予定です。

 

*1:各要素の解釈は、過去記事のソシオニクスの8心理機能解釈をまとめた。 - ブログから選んでいます。