モデルAの機能だけでタイプを表現する。④~SLI(ISTJ)~

ソシオニクス

最終更新日:2019/11/05 モデルAの機能だけでタイプを表現するシリーズ第4弾です。前回は、SEI(ISFJ)を扱いました。今回は、SEIとモデルAの半分を共有しているSLI(ISTJ)についてまとめていきたいと思います。

前回:  

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SLI、ISTp(MBTI表記:ISTJ)

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①主導する機能:Si(内向感覚)

自分や他者の身体の状態を認識し、この状態がどのように達せられるのかを理解し、そしてこれらの身体的な状態を再現したり回避したりする能力にたけています。

Siを①主導する機能に持つ人は、自分の身体的な経験を満足させる状況に惹かれます。身体の状態の認識、再現、分析に関わることに参加しているときはいつも、パワーに満ち情熱に溢れています。

不快からの回避は、このタイプの持つ主要な動機付けの1つです。ピリピリした空気、過労による体力消耗、他の人やたくさんの「やるべきこと」から感じるプレッシャー、そして満たされなかったり満たされすぎたりする身体的な欲求から、内的な不快感が生じます。このタイプの人たちは、不快感が生じるとすぐさま気がつき、そしてそのことについて非常にうるさく主張します。そして、賢い方法によって不快感を消し去るか、あるいは単純に悩みの種となるものから逃亡します。自分と不快感を共有する他者には、大いに理解を示します。そして、そのような他者のストレスを軽減する手助けをしたり、良い解決策を提案したりします。

Siを①主導する機能に持つこのタイプは、周囲の(人々を含む)環境に絶えず自分を適応させており、当該の状況で何が求められるのが「適切」なのかについて固定的な意見をもつことは滅多にありません。したがって、彼らは他者の要望には即興でこたえようとします。根拠なんて「しっくりくるから」で十分なのです。このようなふるまいは、Niが弱いということも相俟って、見ている側からするとデタラメにうつるかもしれません。

②創造する機能:Te(外向思考)

観念的な一貫性よりも事実上の正確性を、また、雰囲気を悪くしないための慎重な言葉遣いよりも、客観的で「不快な」コミュニケーションを好みます。効率的で合理的で有意義なものの見方は、自分の幸せと心の平和にとって不可欠なものではありますが、積極的で生産的であることに差し迫った必要性を感じているわけではありません。

③規範の機能:Ni(内向直観)

長期的な影響と想像力に注意を向けることはできますが、長くは続きません。それは本来的に、目の前の環境や感覚、あるいは手近の仕事に集中することを好むからです。この規範のNiが未発達の場合は、なぜそうするのかという理由を検討できないまま大規模な将来設計を立てることがあります。 

④脆弱な機能:Fe(外向感情)

自分が「バラバラにほどけてしまわない」ように感情に必死で耐えようとするか、さらには大っぴらに強い感情を追い出そうとします。なぜなら、感情を表に出すことは自然にはできないことであり、感情を表に出すと自分が自意識過剰で痛烈な批判に弱いように感じるからです。こういうわけで、このタイプは一般的に感情に波がなく、興奮や混乱にもうわべの関心しかない(politely indifferent)ように見えるのです。感情が激しく表現されるようなグループ活動においては特にそうですが、他の人から「元気出してもらおう」とか「楽しんでもらおう」と企てられるのを非常に嫌がります。

⑤暗示される機能:Ne(外向直観)

いつも新しくて違いのあることを追い求め、物質にとらわれない人々をおおいに尊敬し憧れます。自分の可能性を信じてくれて、自分にしかできない仕事を褒めてくれる人々をすぐに慕います。

自分の才能や独自の経験、あるいは非凡さをおおっぴらにすることは滅多になく、「ふつうの人」のように見えることを好むので、他人からは関わりやすい人と思われます。しかし、親密になると自分の独特な個性をあきらかにします。個性は人に近づきがたさを与えるということを知っているので、自分の才能や個性をあらわすことに敏感なのです。自分の個性が仲の良い人たちに認められ、歓迎され、促進されることを夢見てはいますが、「念のため」、新しいグループや大きなグループのなかでは個性や才能を強調しないようにしています。

⑤暗示されるNeを持つ彼らにとって、自分がどんな才能を持っているのかを見分けることは難しく、そのためキャリアに関して長期的な目標をたてようとしない人が多いです。

⑥動員する機能:Fi(内向感情)

お互いの信頼感と理解に基づく安定した人間関係を築き、自分が秘めている深い感情と経験を気軽にわかちあいたいと願っています。しかし、この人たちはそのような関係を築いていく能力に欠けており、他人の方から合図を送ってくれるのを期待し、またそういう人たちにうっとりします。脆弱な機能にFeを持つことに関して、このタイプの人たちが、感情をただ黙って「理解してくれる」ようなパートナーとの絆を、特に価値あるものとみなしているということは強調しておくべきでしょう。

⑦無視された機能:Se(外向感覚)

直接リーダーシップをとったり命令を出したりするよりは、報酬を与えたり大切なひとたちのニーズにこたえようとしたりすることで、他者を先導します。対立や衝突を避けますが、避けられないときには一時的に凶暴で強固な態度をとります。

困難を乗り越えたいとか競争に勝ちたいとかいう考えはなく、外から要求されているように思われることをこなすよりは、自分の内なる欲求に耳を傾け、自分の身体的・情動的・心理的な健康を気にかけたがります。

自分のまわりで起こる喧嘩によく気づきます。それに抵抗したり、不可避とわかれば積極的に参戦したりも簡単にできます。しかしそこに自分の快適さと健康よりも優先する意味はないと思っています。一部のスポーツのような、喧嘩の代わりになりそうな激しい身体活動にはまることがありますが、喧嘩自体が好きなのではなく、それによって得られる刺激的な感覚が好きだからなのです。

⑧証明する機能:Ti(内向思考)

この人たちは、主張と前提を突き崩してそこに論理的な欠陥があることを示しながら、他人の見方を論理的な観点から批判することが多いです。しかし過度に批判しようとはしませんし、現実がきれいな論理で正確に表現できるとも思っていません。

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所感

自分の超自我でありかつ母のタイプであるSLI(ISTJ)には、他のタイプに比べてもかなり強い思い入れがあります。何度も言っている気もしますが、こうして細かく見ていくと、IEI(INFJ)とはIでJである以外、まるで共通する部分がないのだなぁと感じます。

ところで、②創造するTiの「効率的で合理的で有意義なものの見方は、自分の幸せと心の平和にとって不可欠なもの」とはどういうことなんでしょうか?④脆弱にTeを持つ私からすると、効率的な見方と自分の幸せが結びつく感覚がよくわかりませんし(むしろ効率的な見方=苦しい修行とすら感じているかもしれません)、驚きでした。なんか過去の外向T解釈にも誤解があるような気がしてきました。

それ以外についてでも、思い当たるエピソードなどあったら是非教えてください。

 

SLI(ISTJ)の基本的な性格の特徴は:

 

2019/11/05:訳を修正しました。

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