「FeだのTeだの何?」という方向け!「8つの要素」をまとめた。

ソシオニクス

こんにちは。memai(@izayoiblog)です。

ソシオニクスを勉強していると、”Fe”や”Te”あるいは”▲”や”○”といった記号に出会うことがあります。これは8つの要素と呼ばれ、ソシオタイプやソシオタイプ同士の関係を考える上で大切です。今回はこの8つの要素をまとめました。

FeだのTeだの何?「8つの要素」をまとめた。

冒頭で紹介したソシオニクスの8つの要素(eight elements)とは、情報要素(information elements)と呼ばれ、それぞれの要素(計8つ)が異なる心の性質を表します。

ソシオニクスの8つの要素は、ユングの心理的機能をもとに作られたものです。そのようなルーツがあるため、別の性格類型の理論(ユングのタイプ論、MBTIなど)にも、近しいものを見ることができますが、中身はそれぞれ微妙に異なっています。

さて8つの要素を1つ1つ見ていきましょう。その前に、8つの機能は、4つの合理的な要素と4つの非合理的な要素に分けられます。

合理的な要素

まず、合理的な要素(rational elements)です。情報をありのまま受け取るのではなく、整理したり評価したりするような心の性質です。内向思考外向思考内向感情外向感情があります。

内向思考(Ti)

合理的な要素1つ目は、内向思考(Ti)です。当ブログでは「内向論理」と呼ぶこともありますが、同じものを指しています。呼び名には

  • 内向思考(Introverted thinking)、内向T、内T、Ti
  • 内向論理(Introverted Logic)
  • 構造的論理(structural logic)、L
  • lex(≒論理logic, 法law)

などがあります。

内向思考(Ti)とは

この内向思考は、Gulenkoによって以下のように説明されています。

これ(内向思考)は穏やかで冷血、衒学的なふるまいの中で現れます。回路の創造、構築、分析。法、命令、計画、管理に従うこと。スケルトン、骨。

Гуманитарная соционика

法や規則、システム、管理体制などなどをを新たに作ったり見直したり、それに従ったりするのがこの要素です。内向思考が強いタイプ(例:LII)は、システマティックに物事を理解でき、ルールや手順に穴や無駄があればすぐにわかるでしょう。逆にこの要素が弱いタイプ(例:IEE)は、ルールに従えなかったり計画的に行動できなかったりして、苦しんだ経験があるかもしれません。

ちなみにシンボルマークとして、白抜きの四角形(□)がよく使われます。四角形はカッチリ決まった「論理体系」を、白抜きは「主体内部の空間」を意味し、「内向」をあらわしているそうです。

内向思考(Ti)のキーワード

構造、分析、一貫性、言行一致、説得力、合致、見合うこと、共約可能性、理解、秩序、あるいはその欠如

内向思考(Ti)の強さ

内向思考(Ti)の強さタイプ
★★★★(強い)LII、LSI、ILI、SLI
★★★☆(やや強い)ILE、SLE、LIE、LSE
★★☆☆(やや弱い)SEI、IEI、ESI、EII
★☆☆☆(弱い)ESE、EIE、SEE、IEE

内向思考(Ti)についてもっと詳しく知りたい方は、以下もご覧ください:

外向思考(Te)

合理的な要素2つ目は、外向思考(Te)です。当ブログでは「外向論理」と呼ぶこともあります。呼び名には、

  • 外向思考(Extraverted thinking)、外向T、外T、Te
  • 外向論理(Extraverted Logic)
  • アルゴリズムの論理(algorithmic logic)
  • 実践的な論理(practical logic)、P
  • profiteor(≒利益profit, 生産produce)

などがあります。

外向思考(Te)とは

この外向思考は、Gulenkoによって以下のように説明されています。

これ(外向思考)は素早くて持続的で頑丈なふるまいの中であらわれます。有益なアクションの見積り。仕事、利益、得、お金。自然と動き出すこと、動きたくてたまらないこと。循環器。

Гуманитарная соционика

メカニズム(仕組み)を捉えて、もっとも最適な行動をとるのがこの要素です。外向思考が強いタイプ(例:LIE)は、効率的な行動によって利益をあげるでしょう。逆にこの要素が弱いタイプ(例:IEI)は、最適な行動をとれなかったり効率が悪かったりして苦しんだ経験があるかもしれません。

ちなみにシンボルマークとして、塗りつぶされた四角形(■)がよく使われます。四角形はカッチリ決まった「論理体系」を、塗りつぶしは「客体の色」を意味して、「外向」をあらわしているそうです。

外向思考(Te)のキーワード

効率、方法、メカニズム、知識、働き、動く根拠、最も論理的な行動の流れへと活動を方向づけること、”行動原理”、功利主義、便宜、利益

外向思考(Te)の強さ

外向思考(Te)の強さタイプ
★★★★(強い)LIE、LSE、ILE、SLE
★★★☆(やや強い)ILI、SLI、LII、LSI
★★☆☆(やや弱い)SEE、IEE、ESE、EIE
★☆☆☆(弱い)ESI、EII、SEI、IEI

外向思考(Te)についてもっと詳しく知りたい方は、以下もご覧ください:

内向感情(Fi)

合理的な要素3つ目は、内向感情(Fi)です。当ブログでは「内向倫理」と呼ぶこともあります。呼び名には、

  • 内向感情(Introverted feeling)、内向F、内F、Fi
  • 内向倫理(Introverted Ethics)
  • 関係性の倫理(relational ethics)、R
  • relatio(≒関わるrelate, 関係relation)

などがあります。

内向感情(Fi)とは

この内向感情は、Gulenkoによって以下のように説明されています。

控えめで敏感なふるまいを促進します。道徳、価値、善悪の評価。伝統、礼儀、ステレオタイプ。愛着、習慣。呼吸器。

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この要素は、関係を築いたり保ったり、あるいは道徳的な善悪を評価したりします。内向感情が強いタイプ(例:ESI)は、好意的な人間関係を維持し、悪意は見逃さないでしょう。逆にこの要素が弱いタイプ(例:SLE)は、人間関係がわからなかったりモラルのない行動をとったりして失敗をした経験があるかもしれません。

ちなみにシンボルマークとして、白抜きの欠けた四角形()がよく使われます。欠けた四角形はカッチリした理屈への拒否を、白抜きは「主体の内部の空間」を意味して、「内向」をあらわしているそうです。

内向感情(Fi)のキーワード

内的な調和、個人的な感情における協和ないし不協和、共感、同情、思いやり、支援、非難、判決、肯定的・否定的な情動の空間

内向感情(Fi)の強さ

内向感情(Fi)の強さタイプ
★★★★(強い)ESI、EII、SEI、IEI
★★★☆(やや強い)SEE、IEE、ESE、EIE
★★☆☆(やや弱い)ILI、SLI、LII、LSI
★☆☆☆(弱い)LIE、LSE、ILE、SLE

内向感情(Fi)についてもっと詳しく知りたい方は、以下もご覧ください:

外向感情(Fe)

合理的な要素4つ目は、外向感情(Fe)です。当ブログでは「外向倫理」と呼ぶこともあります。呼び名には、

  • 外向感情(Extraverted feeling)、外向F、外F、Fe
  • 外向倫理(Extraverted Ethics)
  • 情動の倫理(ethics of emotions)、E
  • emoveo(≒情動emotion, 表現express)

などがあります。

外向感情(Fe)とは

この外向感情は、Gulenkoによって以下のように説明されています。

表現力豊か、感情豊かなふるまいを形づくります。レトリック、パトス、スローガン、アフォリズム。社交性、感情表現。情熱、欲望、ムード。内分泌器。

Гуманитарная соционика

この要素は、感情を豊かに表現したり、あるいは雰囲気を盛り上げたりします。外向感情が強いタイプ(例:ESE)は、巧みな感情表現によって人の心をぐっと掴むことができるでしょう。逆にこの要素が弱いタイプ(例:SLI)は、感情をうまく表せなかったり社交的に振る舞えなかったりして失敗をした経験があるかもしれません。

ちなみにシンボルマークとして、塗りつぶしの欠けた四角形()がよく使われます。欠けた四角形はカッチリした理屈への拒否を、塗りつぶしは「客体の色」を意味して、「外向」をあらわしているそうです。

外向感情(Fe)のキーワード

情動的雰囲気、ロマン主義、協力、待遇、ふるまいの質の判断、同情、目に見える行動の倫理的な評価、”行動の倫理”

外向感情(Fe)の強さ

外向感情(Fe)の強さタイプ
★★★★(強い)ESE、EIE、SEE、IEE
★★★☆(やや強い)SEI、IEI、ESI、EII
★★☆☆(やや弱い)ILE、SLE、LIE、LSE
★☆☆☆(弱い)LII、LSI、ILI、SLI

外向感情(Fe)についてもっと詳しく知りたい方は、以下もご覧ください:

非合理的な要素

次は、非合理的な要素(irrational elements)です。情報を整理したり評価したりするのではなく、ありのまま受け取る心の性質です。内向感覚外向感覚内向直観外向直観があります。

内向感覚(Si)

非合理的な要素1つ目は、内向感覚(Si)です。呼び名には、

  • 内向感覚(Introverted sensing)、内向S、内S、Si
  • 経験的感覚(experiential sensing)、S
  • sensus(≒知覚sensation, 感覚sense)

などがあります。

内向感覚(Si)とは

この内向感覚は、Gulenkoによって以下のように説明されています。

体が求めるものへの物質的なケアを担当します。味、色、匂い、触り心地。従うこと、合わせること。その瞬間を楽しむこと。肌と粘膜。

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この要素は、体が欲するものを理解したり、快適さを生み出したりします。内向感覚が強いタイプ(例:SEI)は、身の回りを心地よく整えたり、置かれた環境にうまく適応したりできます。逆にこの要素が弱いタイプ(例:EIE)は、体の異変を見過ごしたり周囲になじめなかったりして苦労した経験があるかもしれません。

ちなみにシンボルマークとして、白抜きの円(○)がよく使われます。円は現実の完全性を、白抜きは「主体の内部の空間」を意味して、「内向」をあらわしているそうです。

内向感覚(Si)のキーワード

恒常性、連続性、平穏さ、流れ、満足、美学、生活の質、喜び、くつろぎ、便利さ、質

内向感覚(Si)の強さ

内向感覚(Si)の強さタイプ
★★★★(強い)SEI、SLI、LSI、ESI
★★★☆(やや強い)ESE、LSE、SLE、SEE
★★☆☆(やや弱い)LII、EII、IEI、ILI
★☆☆☆(弱い)ILE、IEE、EIE、LIE

内向感覚(Si)についてもっと詳しく知りたい方は、以下もご覧ください:

外向感覚(Se)

非合理的な要素2つ目は、外向感覚(Se)です。呼び名には、

  • 外向感覚(Extraverted Sensing)、外向S、外S、Se
  • 意志の感覚(volitional sensing)、F
  • factor(≒力force, 事実fact)

などがあります。

外向感覚(Se)とは

この外向感覚は、Gulenkoによって以下のように説明されています。

興奮性とため込んだ攻撃性の解放を担当します。反射神経、本能。威圧あるいは抵抗。やる気、自信。筋肉系。

Гуманитарная соционика

この要素は、体のパワーを総動員して思い通りに動いたり動かしたりします。外向感覚が強いタイプ(例:SEE)は、エネルギッシュで、上手に圧をかけて思い通りに物事を進めます。逆にこの要素が弱いタイプ(例:EII)は、無気力になったり外圧に抵抗できなかったりして苦労した経験があるかもしれません。

ちなみにシンボルマークとして、塗りつぶしの円(●)がよく使われます。円は現実の完全性を、塗りつぶしは「客体の色」を意味して、「外向」をあらわしているそうです。

外向感覚(Se)のキーワード

物体の目の前にある静的な性質への感覚、目の前の現実への感覚、外見、質感、形、静的な物質、影響、直接的で物理的な効果、距離、広がり、範囲

外向感覚(Se)の強さ

外向感覚(Se)の強さタイプ
★★★★(強い)SLE、SEE、ESE、LSE
★★★☆(やや強い)LSI、ESI、SEI、SLI
★★☆☆(やや弱い)EIE、LIE、ILE、IEE
★☆☆☆(弱い)IEI、ILI、LII、EII

外向感覚(Se)についてもっと詳しく知りたい方は、以下もご覧ください:

内向直観(Ni)

非合理的な要素3つ目は、内向直観(Ni)です。呼び名には、

  • 内向直観(Introverted intuition)、内向N、内N、Ni
  • 時間的な直観(temporal intuition)、T
  • tempus(≒時間time, 時間のtemporal)

などがあります。

内向直観(Ni)とは

この内向直観は、Gulenkoによって以下のように説明されています。

期待したり思い悩んだりするふるまいを形作ります。想像、記憶、予想。暗示、催眠、幻影、象徴性。反映、予感。神経系。

Гуманитарная соционика

この要素は、過去を思い出したり未来を想像したり、結果の予想を立てたりします。内向直観が強いタイプ(例:ILI)は、過去の膨大な記憶から、かなり正確に未来を「予言」するでしょう。逆にこの要素が弱いタイプ(例:LSE)は、所要時間がわからなかったり結果を想像できなかったりして困った経験があるかもしれません。

ちなみにシンボルマークとして、白抜きの三角形(△)がよく使われます。三角形は現実を突く洞察の鋭さを、白抜きは「主体の内部の空間」を意味して、「内向」をあらわしているそうです。

内向直観(Ni)のキーワード

時を超えた発展、歴史性、因果、結果、反復、典型的な主題と例、歴史や過去に原因を探すこと、現象の通時的な予測、リズム、後でやるか今やるか、過去を振り返る想像力

内向直観(Ni)の強さ

内向直観(Ni)の強さタイプ
★★★★(強い)IEI、ILI、LII、EII
★★★☆(やや強い)EIE、LIE、ILE、IEE
★★☆☆(やや弱い)LSI、ESI、SEI、SLI
★☆☆☆(弱い)SLE、SEE、ESE、LSE

内向直観(Ni)についてもっと詳しく知りたい方は、以下もご覧ください:

外向直観(Ne)

非合理的な要素4つ目は、外向直観(Ne)です。呼び名には、

  • 外向直観(Extraverted intuition)、外向N、外N、Ne
  • 可能性への直観(intuition of possibilities)、I
  • intueor(≒洞察insight, 感化するinspire, 着想idea)

などがあります。

外向直観(Ne)とは

この外向直観は、Gulenkoによって以下のように説明されています。

これ(外向直観)はリスキーで規格外なふるまいによって表現されます。仮説、推測、洞察。革新、実験。適性、能力、才能。消化器系。

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この要素は、仮説を立てて実験をしたり、洞察によって適性や能力をはかったりします。外向直観が強いタイプ(例:ILE)は、可能性を求め、リスクを恐れず革新的な行動をとることができます。逆にこの要素が弱いタイプ(例:LSI)は、新しいものに疎かったり適性を理解できなかったりして困った経験があるかもしれません。

ちなみにシンボルマークとして、黒塗りの三角形(▲)がよく使われます。三角形は現実を突く洞察の鋭さを、黒塗りは「客体の色」を意味して、「外向」をあらわしているそうです。

外向直観(Ne)のキーワード

可能性、置換、同形、類似、本質、不確実性、未知なるもの、新たな「窓」を開いて会話に新たな風を吹き込むこと、好機の把握、チャンス、創始、情報の更新、興味や関わりの多様性

外向直観(Ne)の強さ

外向直観(Ne)の強さタイプ
★★★★(強い)ILE、IEE、EIE、LIE
★★★☆(やや強い)LII、EII、IEI、ILI
★★☆☆(やや弱い)ESE、LSE、SLE、SEE
★☆☆☆(弱い)SEI、SLI、LSI、ESI

外向直観(Ne)についてもっと詳しく知りたい方は、以下もご覧ください:

なお、強さ・弱さについては以下を参照してください:

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