双対関係カップルのすすめ⑦~IEEとSLIの愛の形~ | いざよいブログ
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双対関係カップルのすすめ⑦~IEEとSLIの愛の形~

双対関係のモデルA:IEEとSLI ソシオニクス

Meged&Ovcharov夫婦に依拠して、8つの愛の形という視点から双対関係の恋愛についてまとめています。シリーズ7回目は、IEEとSLIです。この2人による双対関係の恋愛について紹介していきます。

8つの愛の形(前半):

8つの愛の形(後半):

IEEとSLIの恋愛

IEEの恋愛

EIIと似て、IEEフィリアストルゲという愛の形を持ち合わせます。

しかしIEEの場合はフィリアが優勢であり、パートナーとの間に完全に精神的な絆があると感じられたときだけ仲の良い「家族」生活を志向するというIEEの特徴につながります。EIIと違って、IEEは情熱的で荒々しく自由奔放な人です。倫理型で外向型なので、IEEは新しく出会った人々にとても興味を持ちます。そのため、IEEのパートナーはこのような風変わりで落ち着きのないIEEの注意を長いこと維持できるくらい競争力が高い人でなければいけません。

IEEはかなりロマンチストであり、長いこと自分の幻想にとらわれ続けるかもしれません。IEEは自分の愛とその相手をとても強く認識しており、たとえ報われなかったとしても、理想の相手に対してはずっと誠実でいることができます。しかし、IEEは手を組んでじっとしていることはありません。IEEは、自分にとって最高の価値がある相手の頭も心も、そして必要ならば体も手なずけようとし、互恵に至るまで続きます。理想の相手に失望するときには、その失望を深く強く経験します。

時々、IEEは非常識であり、早まった行動をとったり感情に振り回されたりすることがあります。同時に、ストルゲという愛からくる情緒的なふるまいゆえ、IEEは愛する人をいたわろうとし、生活する上でトラブルを生じさせないようにします。IEEは共感能力がとても高いので、他者のために自分の利益を犠牲にすることができます。

IEEは生活にはあまり適応できず、現実的で実践的で日常的な問題に素早く対応できる人に、気遣ってもらったり注意を向けてもらったり、察してもらったり守ってもらったり、さらには支えてもらったり援助してもらったりしなければいけません。しかし、乱暴に支配されたり、押し付けられたり、苦しめられたりすることには我慢ができません。このような場合、IEEは自分を苦しめるパートナーから本能的に距離を置きます。

IEEは長い間嫉妬心を燃やしたりライバルになりそうな人たちと争ったりすることができません。IEEは自分が軽視されていると感じるときには、無理をして互恵を迫ることはありません。フィリアという愛ゆえに、IEEは何事においても平等を目指し、そして自分にとって大いに意味がある人なら、IEEはそのパートナーをめぐる戦いに負けるべきではありません。さもなければ、IEEのもう片方の愛すなわちストルゲという関係をはぐくむ愛が育たないでしょう。

IEEは信頼できる関係を志向し、どんな形であれごまかしを許せないので、IEEのパートナーは誠実で正直でなければいけません。EIIと同じでIEEにとっては愛の精神的な側面がとても重要ですが、IEEのほうが性的な関係に重きを置きます。パートナーに主導権をとってもらえないとIEEはパートナーの感情の完全さを疑ってしまいます。

IEEは愛を詩にしたり人生の目的にしたりすることができますが、完全な互恵性がなかったり、自分の高い倫理的要求に応じてもらえなかったりすると、パートナーに突然幻滅するかもしれません。このせいでIEEは予測不可能なパートナーになります。

SLIの恋愛

SLIエロスプラグマという極端な2つの愛の形を結びつけるのですが、家族の幸せに必要なものをすべてパートナーに与えることのできる人はSLIのほかにはいません。性的な喜びから、私生活における安定と信頼まで――すなわちSLIは長いこと官能的・精神的に惹きつけることもできるし、心をうつような気遣いをしたり、注意をはらったり、何事においてもお互いに助け合ったりすることができるのです。LSEとは違って、SLIはそこまで実用主義的ではなく、そのぶんパートナーとの仲の良い関係を熱望しています。

SLIは親しい人たちが精神的に心地よくいられるよう気を配ります。SLIの愛情はたいてい安定していて、言葉や行動は控えめです。誰かを無意識に傷つけているかもしれないとすごく心配します。しかしSLIは自分の落ち度をすぐに認めることがいつもできるわけではありません。プラグマという愛の保守主義のため、SLIはかなり難しいパートナーとなりますが、お互いに思いがあるとわかれば、SLIは愛する人と快く向き合い、失われた調和を取り戻そうとします。エロスという愛により、SLIは自分が選んだ相手のことは大部分許すことができますが、もう一方の感情であるプラグマによって、相手の罪が許容範囲を超え出ないかどうかをチェックしています。

SLIは感情表現はかなり控えめですが、冷静な仮面をはぎ取れば相当スケベです。SLIは固く結ばれていて調和した関係を求めているのですが、ある2つの愛の形の組み合わせだけがそれをもたらすことができます。それがストルゲとプラグマです。SLIはパートナーと興味を共有しようとしたり、完全な調和にとって必要な、精神的な一体感を共に目指したりすることもあります。SLIとIEEの双対関係にとって、完全な調和は、人生において大きな価値を持っているのです。2人とも積極的にこれを目指します。

自分に厳しいSLIは、何事もみんなに愛され尊重されるようにしようとし、人間としての成長と発達を追い求めます。これにより、新しく出会った人たちとの絶え間ない比較にも耐えられるくらい、SLIは競争的になるのです。これに加えて、SLIはあれこれ詮索することはしませんが、心から情熱的に愛を注ぎます。SLIは、自分の性欲にあまり自覚がなくそうした欲求を疑いがちなIEEの性を目覚めさせることができます。

時々、SLIにはIEEがむらっけのある子どもに見え、哀れみと愛情を注ぎ続けながらこの子どもを教育することだけが唯一の喜びであるように感じられます。SLIは傲慢で自信のある人は好きではありません。そういう人たちの行動は、たとえセックスであっても、SLIを抑えつけることになり、SLI自身が創造性を発揮する余地を残してくれないのです。この現実主義者は、人生をあまりにもシラケた目で見ているのですが、永遠の子どもであるIEEの楽観主義には感動します。こうしたIEEがいれば、SLIは憂鬱になったり悲観したりしなくて済むのです。

 

恋愛に限らないIEEとSLIの双対関係は:

 

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