ご無沙汰しております。宵のつれづれシリーズ、仕事帰りの電車の中で読めるくらいの軽い記事、というコンセプトではじめたシリーズです。今回は第73回、活性化する夫婦です。
活性化する夫婦
色々ありまして、久々の更新になりました。
というのも。Twitter(現X)でご報告したとおりなんですが、このたび5年ほど同居している同居人LSIと入籍いたしました。
もうお互い30代も半ばということもあり、しばらく前から両家(特に母親)から非常に心配されていました:

そろそろ腹くくらないとね。子どもも作らないとだし。勇気だよ勇気。

もちろんひとの人生は様々で…あれこれ言うことはしたくないのだけれど…結婚は素敵なことよ…私が夫と結婚したときは…(略)…そりゃ大変なことばっかりよ…それでも2人で支え合って生きることは…(略)。
半ば急かされるような形でバタバタと両家挨拶、顔合わせ、各種手続きを済ませまして、無事なんとか夫婦になりました。
結婚する前は、喧嘩が多かったり、受け入れがたい価値観の違いもあったりしました。何度「この憎しみがあと○日間おさまらなければ別れを切り出そう」と決意したか。そして何度その決意を忘れたか(ワタクシIEI、倫理の機能が活性なので怒りが長続きしないんだろう)。
そういうわけで結婚に前向きになれなかった時期が長かったのですが、結婚すると決まってからはすんなり受け入れられたし、喧嘩も結婚が決まってからグンと減りました。
ですので今後は、活性化関係の夫婦ということにな、が、活性化関係の夫婦ってどれくらいいるんでしょうね?
関連ありそうな有名どころの文献で言うと、ブカロフらが1999年、夫婦間の「タイプの関係」を調査した論文があります。夫婦119組をランダムに選び、夫と妻それぞれ別々にタイプを調べて、夫婦間の「タイプの関係」のうちもっとも多い関係はどれなのかを調査したらしいです。
その論文によれば、いちばん多いタイプの関係は、もちろん双対関係(119組中54組/約45%)。そして同じクアドラの夫婦は、76組(約64%)。2/3近くの夫婦が、同じクアドラ内で結婚しているという結果でした。
そして本題の活性化関係の夫婦は、119組中9組(約8%)だそうです。
思ったより多くないな~、というのが正直な感想です。私の周りでは活性化関係の夫婦はかなり多いなという印象でしたので。
論文の内容について、サンプル119組は少なくないのかしら?とか、タイプはどのように判定したのかしら?とか気になる点もありますし、四半世紀も前の論文ですからもしかしたら今はもっと違う結論が出ているかもしれないですが、それでも興味をそそるような結果ですね。
というわけで、何か変わるというわけでもないですが、今後ともなにとぞよろしくお願いします。

