仕事帰りの電車の中で読めるをコンセプトにした、宵のつれづれシリーズ。今回は第33回目、衛星となるLSEです。
衛星となるLSE
前回、活性化・SLIと一緒にいるEIIは、SLIの双対・IEEに近づいていくという話をしました。
この現象は、他のタイプ同士の活性化関係でも起こります。
たとえば、IEEとLSEの場合。LSEは、IEEの双対・SLIに近づきます。つまり、EIIがあれだけ腹を立てた「気まぐれに近づいたり離れたりするSLIの習性」を、LSEは身につけようとするのです。IEEと一緒にいるためにです。
それは、言い換えれば、LSEがIEEの衛星となることを受け入れるということを意味します。
IEEがパートナーを衛星化するという話は、#11から書いていますのでまぁ読んで。
IEEの理想は、自分という太陽のそばを「衛星たち」が特定の軌道で回り続けてくれること。ずっとそばにいられると息苦しいから、近づいてはまた離れて…という、お互いに自由な関係がいいんです。もちろんその理想を叶えてくれるのが、突然消えてしまう双対・SLIなワケ。
で、LSEは、SLIのように突然消えてしまうようなことはありません。むしろ相手から逃げることなく、厳格にまっすぐに関係に向き合うようなタイプです。合理型の極みみたいですな。
しかし非合理型のIEEは、(LSEのことは大好きだとしても、)LSEの厳格さやまっすぐさはぶっちゃけ怖い。緊張でビクビクしてしまって、うまく動けなくなってしまうんです。
見張られてるみたいで怖い無理!!
そして我慢できなくなったIEE、交友関係を拡げまくるかもしれません。そしてLSEと同棲しているなら、家に友達をたくさん呼んで、LSEの目の前でめちゃくちゃ仲良くし始めるとかもするかもしれません。あたかも、LSEが自分の数ある「衛星」のうちの1つにすぎないことを教えるかのように…です。
そしてLSEだって我慢の限界! 思わず家を出るとかするかもしれません。
私、この家にいないほうがいいんじゃない? 私、必要ある? もう出ていく!!
でもLSEがIEEを大切に思っているなら、きっとIEEのもとへ戻ってくるでしょう。離れたと思ったらまた近づいてくる衛星・SLIのように、IEEに近づくために、なんらかの口実をつけて、自分の軌道を確保します…。
猫たちに餌やりにきただけ。
こんな感じ…?
※ひよこちゃんのセリフはイメージです。