双対関係カップルのすすめ④~EIEとLSIの愛の形~ | いざよいブログ
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双対関係カップルのすすめ④~EIEとLSIの愛の形~

双対関係のモデルA:EIEとLSI ソシオニクス

前回に引き続き、Meged&Ovcharov夫婦による、「愛の形」という観点から見た双対関係について紹介します。今回紹介する双対関係は、EIEとLSIです。この2人の恋愛のあり方をまとめていきます。

8通りの愛(前半):

8通りの愛(後半): 

EIEとLSIの恋愛

EIEの恋愛

マニアアガペーという愛の組み合わせにより、EIEは好きになった人にもっとも依存するタイプになります。EIEはとても優しく、感受性が強く、脆いです。同時にEIEはとても気まぐれで、行動が読めないことがたびたびあります。そのため、自分の矛盾だらけの性格を飼い慣らして、EIEの感情のバランスをとってくれて、極端な行動や言動をやめさせてくれるパートナーに出会えないかぎりは、EIEの愛はもっとも激しく溢れ出しても、多くの場合実ることなく終わります。

EIEは、気配りができ穏やかだが、冷酷で強くて自分に自信がある人を必要とします。EIEの気高く理想主義的な感情はとても激しいため、EIEは愛する人のためなら多くを犠牲にすることができます。EIEはどんなしきたりも無視することができ、法律を踏み越えることすらできます。自分の選んだ相手のためなら、自分の道徳原則に従って、どんな偉業だろうがどんな犯罪だろうがやってのけることができます。

気分の変わりやすさ、感情や愛情の一貫しなさにもかかわらず、EIEは愛する人を手放さないために多くを許すことができますが、ただしそれは感情が強いうちに限ります。EIEの愛はしつこく、時々押し付けがましいことさえあり、自分の道を阻むあらゆる障害をはねのけることができます。

EIEは、どんな希望も持てないし見えない状況でも、愛する人を長いこと偶像化することができます。互恵性への希望がわずかでも持てるのであれば、EIEは信念を持って長いこと待つことができます。EIEが誰かにがっかりすると、EIEは急速に相手に対する態度を変えるかもしれません。あざけるように見下したり、とげとげしくしたり厳しくしたりし、自分の幻想を打ち砕いたパートナーを許すことはできません。機会があれば、自分を失望させ苦しませてきた相手に進んで復讐しようとするでしょうが、その復讐はとても些細です。

EIEはあらゆることを気にしすぎてしまいます。EIEは、ESEと比べてユーモアのセンスも自分への自信もありません。それゆえEIEは時々ちょっと煮え切らなかったり、貴族のように控えめだったりし、恋愛でも受け身です。しかし、これはEIEが好意を抱いた相手から互恵性への望みを与えてもらえれば変わります。そしてその頃から、制止したり説得したりするのが難しくなります。EIEの感情は、ESEに比べると精神的で高尚であまり性的ではないのですが、EIEは、喜ばせるためなら、どんなリスキーな行動もとることができ、独創的で、根気強く逆らえないほどです。これによって、EIEはパートナーを支配します。

EIEは芸術的な才能に秀でているため、パートナーに対し自分の官能美を誇張して見せることさえでき、それによって互恵に至ることが多いです。EIEはこのような瞬間に軽視されると、どんな無謀な行動をするかわかりません。自殺すらしてしまう可能性があります。

LSIの恋愛

LSIは、やや厳しい愛の形であるアナリタビクトリアを合わせ持つ人で、このために幾分傲慢で筋を通したがるパートナーになります。

LSIはがんこであり、愛する人に対して、自分が正しいと考えることには逆らわないよう要求しますが、何かをしたり働いたり人生を設計したりなどの方法に関しては相手のアドバイスを快く受け入れます。LSIは自らすべてを秩序立て、パートナーにも同じことを要求します。しかし、この際、LSIはしばしば昔ながらの方法を使い、どんな独創性をも拒絶します。LSIの保守主義は覆すことができません。

冷静な現実主義者なので、LSIは恋にのめりこむことはめったになく、簡単に手に入るような相手は尊重しません。無意識にLSIは、自分をそのうち疑り深さや冷たさから解放してくれて、反応を起こしてくれるような情熱を期待しています。LSIは普通に同情は感じますが、深い感情を覚えることはなかなかありません。しかし、愛する人が抵抗すると、ビクトリアという愛ゆえにLSIのハンターの血が騒ぎ出します。このとき、態度に出さないLSIが、予期せぬ感情的な反応を示すことがあります。LSIは寛大で嫉妬深く、情熱的でロマンチックにさえなります。しかしこれは目標を達成するか、何らかの仕方でパートナーに失望するかすると終わりを迎えます。それから、LSIは忍耐強くパートナーの再教育をしようとし、パートナーを自分の理想に近づけようとするかもしれません。これはアナリタという愛によって引き起こされます。

独占的な愛ビクトリアは、LSIを横柄にもしますが、頼もしい人にします。LSIは、内向型なので、多くの勝利は必要としません。1つの勝利だけで十分なのですが、自分が愛する人より権威があることに自覚と自信をもてるよう支え続けてくれる類の勝利です。LSIの権威が軽視されると、LSIの多様なコンプレックスが成長してしまい、短気になります。LSIは、最初は物腰やわらかで慎み深く見えるとしても、性格はリーダーっぽすぎるのです。そしてLSIは自分をコントロールし操作しようとする人といると決して幸せにはなれません。LSIは従順でしなやか、優柔不断で疑り深く、自己犠牲的で、情熱的に感情表現するようなパートナーが必要です。それからLSIは、決定権はまだ自分にあると知っているので、パートナーの感情的な爆発や気まぐれ、むらっけには寛大でいられるようになります。

ちょっとした嫉妬によってLSIは刺激を感じます。多くの場合、パートナーのことは精神的というよりも肉体的に求めようとします。しかしLSIは知的な成長をし、共通の目標によってLSIとパートナーが結びつけば、良い関係になります。それがなければ、LSIが生活面でとても気が利いて丈夫で頼もしい人であるという事実にもかかわらず、LSIとの間に心からの喜びや完全な相互理解を感じることは難しくなります。

自分にもパートナーにもとても要求が多いことがLSIの特徴です。それゆえ、LSIは自分のアドバイスや主張が聞いてもらえなかったり感謝してもらえなかったりすると本当にがっかりします。一方、LSIは自分の会話の相手が自分が支えとしていつも使っている同じ論理的な議論をわかろうとしてくれると、自分が間違っていたとすぐに認めます。訴えと要求が事実や証拠を無視した感情的な形でなされるときは、大抵成功しませんし、自分に意志を押し付けようとか、LSIのような信頼できる性格を従属させようとしていると思われることさえあるかもしれません。このような場合、LSIは強い抵抗を示し、激怒すらするかもしれません。どんなことであっても、LSIは最大限努力します。

 

EIEとLSIの恋愛にかぎらない双対関係は:

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