真・最高の相性②~ESEとLII(ESFJとINTP)~ | いざよいブログ
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真・最高の相性②~ESEとLII(ESFJとINTP)~

双対関係のモデルA:ESEとLII ソシオニクス

双対関係についての誤解が広まっている――そこからはじめた「真・最高の相性」こと双対関係シリーズ、第二弾です。前回はILEとSEIについて紹介しました。今回はESEとLIIを紹介していきます。

社交する人と分析する人

分析する人・LIIは明瞭なロジカルシンキングを行うタイプで、結論はしっかりした定義付けと議論によって導きます。これはまさに社交する人・ESEに必要なことです。ESEは情緒不安定になると、自分の判断や行動の客観性を保つことができなくなってしまうことが多くあります。加えて、ESEは重要で優先すべきことと、後回しにすべきどうでもいいことを区別するのが苦手です。このせいで、ESEは別に自分の支えなしでも大丈夫な人たちにまでお節介を焼き、あまりにも多くの時間と体力を無駄にしてしまいがちです。LIIはESEに、本当に将来性があるのはどの取り組みであるのか、そして時間やリソースを注ぐ価値がないのはどれなのかを提案します。それがなければ、ESEは体力の無駄遣いや向こう見ずな浪費にふけってしまうかもしれません。

LIIは知的発達のために努力します。新たな発展や理論や技術に注目します。ESEは新しいことなら何でもすぐに受け入れ、LIIの関心事に必要な情報を率先して探します。ESEはとても活発でてきぱきしており、要求や申し入れに関わることはすべてしっかり情報収集しています。

LIIは機転が利かず、人に対して心から注意を払うことをしません。こうしてLIIは、意図せずして他人を怒らせがちです。LIIの冷やかな分析にさらされ、人としての価値を否定されているように感じるのかもしれません。ESEは温かみを個人に向け、やりとりを容易なものにします。ESEはよく冗談を言って緊張をほぐし、ハグやタッチなどによって物理的・心理的距離を縮めることで、心からの関係であることを示します。こうして、ESEはLIIの倫理的なしくじりを緩和し、深刻すぎることを面白いことへと変えてしまいます。危機的状況では、LIIが合意しない限り、ESEは謝罪すらするかもしれません。そしてESEが同意してLIIを助けるときには、ハリケーンのような感情によって周囲の敵を一掃します。

LIIの2つ目の問題点は、精力や活力が欠けていることです。LIIは、自分の原則に直接抵触しない限り、自分の利益を適切にあるいは効率的に守ることができないかもしれません。また、LIIは物理的・身体的な欲求に気を配るのも苦手です。しかし、自分の信念を守るためなら、LIIはとびぬけた堅実さと不屈さを示します。LIIの強情さは、断固たる態度の下に隠れた彼の従順さに働きかけることでしか、攻略することはできないかもしれません。そしてその場合でも、LIIが従順なのは人間関係の領域だけであって、アイディアや原則の領域についてはまた別です。

ESEはこのような問題を容易く扱い解決します。それはとりわけESEが抽象的思考の領域をめったに詮索しないことや、それについて十分議論できるほどには自分は有能ではないと考えていることが理由として挙げられます。ESEは日々の生活の問題のほうに興味があるのです。こういうわけで、ESEはLIIの物理的・身体的な幸福に快く気を配り、そしてこのことでLIIは禁欲的な本性をやわらげることができます。LIIが実益を気にしたがらないことからもわかるように、LIIは実際的・物理的な利益の保護にはあまり興味がないのですが、ESEはどう保護すべきなのかをわかっています。ESEは様々な専門領域を訪れたり、取引や手配をしたり、日々の雑用をしたりすることでしょう。本当はLIIの技術を利用したいだけの偽りの友達を、果敢にはねのけてやることもあります。

次にESEですが、ESEはLIIの中に明解な情報源と完全なる客観性を見出します。そしてそれはESEの問題を解決し、ESEが行動をスケジュールするための助けになります。ESEは、過労で消耗しがちのLIIのために娯楽や余暇活動を計画してやるのを楽しいと思います。ESEは、LIIの、氷のように固い懐疑心を溶かすことに成功したときや、自立したLIIを、感情パワーでくどき落として高慢な本性を服従させ、良心のおとがめが生じないくらい見事に手懐けることができたときに、自分を誇らしいと感じます。(それはLIIが自ら本当に望んだということになるからです。)

ESEは、自分や他人に必要となる関係性を打ち立てるため、手際よく人の感情を管理します。ESEはLIIの才能や仕事がもたらす利益をよくわかっていて、だからLIIを褒めたり能率的な作業環境をつくることに躊躇しません。ESEの弱点は長期的な視点を欠いていることで、そのせいで、LIIが感情の領域で大きな失敗をするのと同様に、ESEも人生での大きな失敗を経験することになります。一方、LIIは(めったに起こらないですが、自分自身が感情の影響を受けない限りは)特定の行動や出来事の成り行きや結果を客観的に予測することができます。

このESEとLIIという双対関係は、道徳や世間の意見を無視する場合があり、2人の行動の正直さに、他人はぎょっとさせられるかもしれません。

感想

ESEは感情ハリケーンの使い手らしいということがわかりました(笑)。LIIの従順さというのは言われてみれば納得です。ESEがLIIの要望に沿ったデートプランを持ってきたら、ふらふら~とついてきそうではありますね。ただESEとLIIの組み合わせを直接見たことがないので、実際どんな感じの雰囲気になるのかうまく想像できません。ほのぼのした感じになるのかしら…。

2018/08/26追記:アイキャッチ画像の差し替え、本文の訂正をしました。

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