14年ぶりに当たると評判の霊能師に鑑定をお願いしてみた。 | いざよいブログ
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14年ぶりに当たると評判の霊能師に鑑定をお願いしてみた。

アイキャッチ:14年ぶりに当たると評判の霊能師に鑑定をお願いしてみた。 その他

友人が霊能師に会ってきたという話を聞いて興味を持ち、いてもたってもいられず近所の霊能師に予約をとって、私も霊視鑑定を受けてきました。今回は、そのレポをしていきたいと思います。

14年前の霊視体験

実は霊視鑑定は今回が初めてではありませんでした。14年前、当時流行っていた某10代女子向けポータルサイトの占い掲示板で、霊能師さんに鑑定してもらったことがあるんです。

私は小学生の頃、ダウジング占いというのに凝っていました。おそらくその某ポータルサイトの掲示板で知ったと思うんですが、ひもでつなげた水晶(5円玉)を持って、縦に揺れたらYESで横に揺れたらNOみたいな感じだったと思います。今思えばこっくりさんみたいなもんなんですかね、とにかく当時の私はダウジング占いにはまっていて、「明日は○○君と話せますか」だの「席替えで○○君の隣になれますか」だの占っては妄想を膨らませていたわけです。マジ乙女。

そこから「他人にも占ってもらいたい!」と思うようになり、某サイトの占い掲示板で占いたがっている人を探しました。というより、最初から見当がついていました。多分大人の女の人だったと思うんですが、その人がスレをたてるだけでものすごい数のレスがつく…占い掲示板のアイドル的な存在がいたんです。その人の占い方が霊視。イニシャルを見れば占えます、みたいな感じでした。文章が醸し出す雰囲気も独特というか、占い師っぽいオーラがありました。

私はそれまで書き込みなどは全くしたことがない、いわゆるROM専だったんですが、勇気を出してその人に占ってもらおうと思いました。

自分のイニシャル:K・S(仮)

彼のイニシャル:H・T(仮)

占ってほしいこと:両想いになれますか?

こんな感じでレスをしました。両想いになれるかな…なれないかな…ワクワクしながら返事を待っていました。

占い師さんは、私より先にレスした人たちを順々に占っていきました。「両想いになれますよ^^頑張って^^」「今はまだ無理かも。でも積極的にアプローチしたら変わるかも^^」そんなレスが続きました。

そしてついに私の番…。恐る恐る画面をスクロールします。

 

 

 

 

「あなた注意事項ちゃんと読んでないですね。ダウジング占いしてる子は占えません。ダウジング占いは危険なのでお祓いに行ってください」

 

 

 

サーーーッと血の気が引いたのを覚えています。

確かに注意事項にはしつこく「ダウジング占いしている子は占えません」と書いてありました。ただ私はROM専だったし、ダウジング占いを家の隅っこでこっそりやっていることなんて絶対バレないバレるわけがない親にもバレてないんだから!と確信していたのです。サンタはいないと悟った小学校高学年、霊視占いは面白そうだなと思いつつ、霊感なんて非科学的なものははなから全く信じていなかった。

そしてお小遣い500円の小学生には、何千円も何万円もするお祓いに行くのは無理でしたが、それ以来、多分ダウジング占いはやっていないんじゃないかと思います。

いざ霊能師のもとへ!

まあそんな過去のちょっと怖い体験談はおいておくとして(笑)、ドキドキしながら霊能師のもとへ向かいます。前日までは「早く視てくれ~~~~」という気持ちでいっぱいでしたが、いざ予約時間が近づいてくると怖くなってきます。普通に「あなたが悪い」と説教されるだけだったらどうしようとか、全くトンチンカンなことを言われてやっぱ詐欺じゃねーかとガッカリしたらどうしようとか、いろんな気持ちになりました。

さて駅から歩いていくと古びた「占い」の看板が見えました。少し躊躇しつつも施設の中に入ると、お線香の…おばあちゃんの家のにおいがしました。中は狭くて若干汚くて生活感があり、ますますおばあちゃんの家っぽい感じでした。奥のほうでおばあちゃんは電話をしていて、「ちょっと待ってて」と言いました。電話鑑定もしているそうなので前の予約の方でしょう、私は壁に飾られた神様の絵やらなんやらをキョロキョロ見て自分の番になるのを待ちました。おばあちゃんも別に見た感じ普通のおばあちゃんでした。

霊視鑑定、開始

電話が終わると、「お待たせしました~どうぞ~」という感じで奥のソファに促されました。おばあちゃんの後ろには何、祭壇?なんていうん?寺っぽい感じの置物?がたくさんありました。ソファに座ると紙とペンを渡され、名前、生年月日、電話番号を書きました。

書き終わると「なんの鑑定しますか?」と言われたので「恋愛と仕事のことで悩んでいます」とだけ答えました。おばあちゃんはパソコン画面に何かを入力していました。そして、「まわりに動きがないから悩んでるんやなあ…」「でも性格は男みたいやな。大体スパッと決めるやろ。そんな子が何に悩むのか…」と半分独り言のような感じで言いました。私は「ホォ…」みたいななんとも言えない反応を返しました。

すると、おばあちゃんがパソコン画面にまた向かい、何かを印刷し始めました。四柱推命の命式などが書かれた表でした。さっきパソコンに入力していたのは、おそらくこの表を準備していたのでしょう。思ったよりハイテクです。そして表をテーブルに置いて説明してくれます。

  • 食べるのには苦労しない。いつも誰かが助けてくれる。
  • 結婚したら離婚はない。夫に尽くすタイプ。
  • 今は変わり目の時期。
  • 中年期は大いに悩むことになる。

こんな感じで簡潔に結果を教えてくれました。しかし私はこのとき内心少しガッカリしていました。というのは、命式読むだけなら霊能師を名乗らなくたってええやん…私がやってほしいのは「霊視」なのに…なんて思っていたからです。

そして核心へ…

そんな中で「彼はいるの?」と聞かれたので、彼の生年月日を伝えました。それを聞くとまたおばあちゃんはパソコン画面に入力をします。「あー…」「こっちもこっちで悩んでる…」とブツブツ言いながら苦々しい顔で印刷を始めました。そして同じように印刷した表をテーブルに置きます。「我が強い人やなぁ」と言われ、そうですねぇ…なんて答えます。これもおそらく命式からすぐにわかることです。そのあとは少し怖い顔をして「彼のどこが好きなん?顔か?スタイルか?年齢か?」と聞かれました。そこでは「前は仲が良くて…すごく話が合うなぁと思ったんです」と答えました。

……うーん、話が全然盛り上がりません。私はこの時点でほとんど情報提供をしていません。どこまで見えているのか気になったというのもありますが、何から話せばいいかもわからなかったのです。おばあちゃんは命式を読んでるだけに見え、やっぱり霊能師なんていないのか~~~と思い始めていました。心なしかおばあちゃんももどかしそうにしています。私のヒントが足りないのでしょうか。私は時計をチラッと見て「今日は何も得るものがないかもしれない」と考えていました。

しかし、おばあちゃんは悩んだように表に目を落としたあと、そのまま私の目をジッと見上げて「単刀直入に言っていい?」と切り出しました。

 

 

「単刀直入に言っていい?この人はやめときな」

 

彼との交際をやめておくべきXつの理由とは!?

態度からしてもいい鑑定結果ではなさそうな感じはしていましたが、ここまでバッサリいかれるとは思っていませんでしたので、私は「な、なんでですか?」とだけ返しました。するとさっきまでもどかしそうにしていたおばあちゃんが怒涛のように話し始めました。

「まずね、彼からするとあなたの優先度が低い!1番が○○、2番が××、3番目でやっとあなた。子どもが生まれたら3番目が子ども、4番目があなた。大事にされないね」――これは、私の最大の懸念でしたが、見事に的中。しかも一言目です。

続いて彼のこの先の未来のこと。これは当たるも何も私にはまだわかりませんが、かなり悲惨でした。それでも「えっまさか…」と思うよりは、「別にそうなったとしてもちっともおかしくないな」と思うような内容でした。

彼と私の個人情報のために詳しいことが言えないのが残念ですが、他にもさっきの四柱推命の表を見ながらたくさん説明をしてくれました。たとえば、私は簡単に言えば「火」みたいな人なんだそうです。

「あなたは火の人。火事よ。こんなこと言うたらあれやけど、近所で火事起こってたらオモロいやろ(笑)。なんやなんやってみんな見に行くやん。それやねん。あなたは人を引き寄せる。しかも水も持ってる。水は流れ、変化や。人を引き寄せて、変化さすねん」

妙に納得してしまうので笑えます。ヤジウマ集めがち。そして一方の彼は「木」と「土」の人だそうです。

「木は動かんやん。土も動かん。動くとしたら土砂災害のときくらいやろ。とにかく動かん人やねん。自分の考えも絶対変えへん」

家に帰ってから、おばあちゃんが一番最初に言った「まわりに動きがないから悩む」という唐突な言葉がここに繋がっているということに気づきました。そのあとも「鎖でもつけられて動けなくなる」と言われていますから、やはり私にとって「動かない」「動けない」というのはキーワードだったのかもしれません。

そんな私の適職とは!?!?

恋愛についてはとにかくボロカスでした。そしてもう1つの悩み、仕事はというと、時間の都合上全然聞けませんでした。欲張りすぎましたね。でも、最初に「食べるのには苦労しない」と言われましたし、あとは話の流れで適職は軽く教えてもらうことができました。私が「火」と「水」を持つ人だという話から「人を集められるから、ファンがつく仕事がいい。水商売とかタレントとかが向いてる」と言われました。これに関しては見た目で判断された気もしなくもない。ただ、なんというかわからんでもないんですよね。極端なことを言えば、市役所よりは芸能界にいそうな顔ではありますね、ケバケバしいので(笑)。まあ一応気には留めておこうかと思います(笑)。

帰り際、さりげなく

そんなこんなでたくさんお話を聞くことができました。少し時間を超過してしまっていましたが料金は変わらなかったのでほっとしました。おばあちゃんはその日印刷してくれた2枚の表を、有難い感じの封筒に入れてくれました。そしてそれと同じくらいのタイミングで、どこか違うところを見ながらさりげなくこう言いました。

「N市の人やね。T社のエンジニアっていうか設計士。実家が資産家やわ。でももう結構年やね。彼女探してはるよ、年やから焦ってるわ(笑)。でも大事にしてくれるね」

N市のT社の設計士のおじさんにはまっっったく心当たりがないのですが、希望のない話というか現実的な話ばっかりしていたので、最後だけはやけにワクワクしました。N市のT社の設計士のおじさんの方、ご連絡お待ちしております(?)。

感想、自分語り

最初はどうなることやらと思いましたが、とても面白かったです。テレビ映えするような、たとえば「あなた、家に青い壺がありますよね」「ナンデワカッタノー!?!?」みたいな派手なやりとりがあったわけではありませんが、最小限の言葉で自分の悩みが伝わるのがスゴすぎでした。まあ結論としては私が最初から考えていたこととかわりませんので、背中を押される形になったのかなあと思います。

 

私はソシオニクスを信じていますし、双対関係はあると思います。が、家族、友人、仕事、年齢、文化、その他様々な具体的条件によって、理想的な関係とは言えなくなるということは当然あるのでしょう。また、両者の関係が時間の経過によって変化していくことも忘れてはいけません。人は相手の性格だけと付き合うことはできないからです。

かつて彼が言っていた言葉で、好きな言葉があります。

「ロケットは使い終わった燃料タンクは切り離すらしいよ。でも切り離したからといって無駄だったというわけではない。確かに昔は必要だったんだから。だけど使い終わったら切り離さないといけないよ。空っぽのタンクをくっつけたまま遠くまで飛んでいけると思う?」

残念ですが、切り離すべきときが来たということなのでしょう。

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