宵のつれづれ#76 空しきリーダーシップ | いざよいブログ
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宵のつれづれ#76 空しきリーダーシップ

宵のつれづれ

宵のつれづれシリーズ、仕事帰りの電車の中で読めるくらいの軽い記事、というコンセプトではじめたシリーズです。今回は第76回、空しきリーダーシップです。

宵のつれづれ
  • よひ 【宵】名詞
    晩。また、夜に入って間(ま)もないころ。
  • つれ-づれ 【徒然】[一]名詞
    ①手持ちぶさた。退屈であること。所在なさ。
    ②しんみりしたもの寂しさ。物思いに沈むこと。
執筆のルール
  • 1記事につき1論点(ただしソシオニクスの話に絡める)。
  • ゆるく楽しく書く。
  • 木曜日の、太陽が沈むころに配信。
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空しきリーダーシップ

前回の続き。

監督関係という上下関係のあるタイプの関係で、選手が監督を追い出すという現象が起こるケースについて。

前回はその前兆のような特徴の1つをまとめました。その例として、監督(例:SEI)が自分のいちばん大事なこと(例: 人生の悦び)を選手(EIE)に押し付ける場面を挙げました。

こういうとき、選手は監督から「あなたは間違っている」というメッセージを受け取り萎縮してしまうのですが、でもそれだけで監督を追い出すまで行くでしょうか? 少し理由としては弱いような気がします。

もっと決定的なことはきっと、監督が選手のいちばん大事なことを抑えつけるという特徴のほうでしょう。

監督関係では、監督の主導する機能は選手に「間違っている」という否定的なメッセージを送りますが、それはあくまで選手の脆弱な機能に対してです。しかし結果的には、選手の主導する機能をも抑えつけることになります。

前回の例でもそうでした。選手EIEにとっていちばん大事なこと(主導する機能)は、人々の気持ちを1つにして燃え上がらせること(外向倫理、感情の倫理)です。

EIE
EIE

別にみんなが帰るっていうなら、私は1人でも残ってやる。

こんなふうに選手EIEは、あの手この手で感情に訴えかけ、みんなのやる気に火をつけようとしているのです。これはEIEの最大の長所であり、EIEらしいリーダーシップの取り方です。

でも残念ながら、前回の例の通り、監督SEIには選手EIEの言葉は響きません。監督SEIは、選手EIEが伝えたい情報とは全く関係ない部分、つまり内向感覚(からだの感覚)に関する情報に着目し、単にこう受け止めたのです。

SEI
SEI

あの子、栄養が足りてないから、まーたカリカリしてる。

さらに都合の悪いことに、監督SEIには、選手EIEの感情的な働きかけ自体、効果がありません。というのも、監督SEIもまた感情の機微を熟知した倫理型だから。自らの創造する機能の外向倫理によって、選手EIEの感情的な働きかけを見抜き、あえてそれに従わないという選択もできるのです。

SEI
SEI

あの子はすぐ同情させようとしてくるけど、一旦スルーで。ここで乗っかったらじゃあアレもコレも!ってなって、絶対またカリカリするから…。

監督SEIも、選手EIEの作った空気を上書きするかのように、人の感情にあえて選手とは逆方向に訴えかけ、選手EIEのリーダーシップを牽制するのです。

SEI
SEI

でもEIEちゃんもみんなももう十分頑張ってると思う♪ えらいよみんな~♪ さあさあ帰るよ~♪

選手EIEからすれば、監督に話の論点を大幅にずらされ、弱点を非難され、挙句、自分の強みやリーダーシップの発揮も抑えられたのです。実際にリーダーを担っていればなおさら、居心地の悪さを感じるでしょう。

EIE
EIE

……。

選手が監督を追い出すまで、あとX日…。

※ひよこちゃんのセリフはイメージです。

※ひよこちゃんのセリフはイメージです。

※ひよこちゃんのセリフはイメージです。

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