宵のつれづれ#65 バイブスの合わない2人 | いざよいブログ
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宵のつれづれ#65 バイブスの合わない2人

タイプの関係

宵のつれづれシリーズは、仕事帰りの電車の中で読めるくらいの軽い記事を書きたいなということではじめたシリーズです。今回は第65回、バイブスの合わない2人です。

宵のつれづれ
  • よひ 【宵】名詞
    晩。また、夜に入って間(ま)もないころ。
  • つれ-づれ 【徒然】[一]名詞
    ①手持ちぶさた。退屈であること。所在なさ。
    ②しんみりしたもの寂しさ。物思いに沈むこと。
執筆のルール
  • 1記事につき1論点(ただしソシオニクスの話に絡める)。
  • ゆるく楽しく書く。
  • 毎週木曜日の、太陽が沈むころに配信。
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バイブスの合わない2人

先週、久しぶりにタイプの関係の記事を書きました。

協力関係なんですけど、この記事を書き始めたときはかなり苦戦しました。

話し続ければ退屈だし、別に好きではないけど嫌いでもないし、合わないわぁ~と思うほどでもないけど合うわけでもない…。これで、面白いことが書けるんだろうか、と。

でも書いてみると、協力関係ってかなり独特な関係だとわかり、意外と面白かった。

特に面白かったのは、↑の記事にも書きましたけど、関係を深めようとする努力が関係を悪くさせてしまうという点です。

よく、よその恋人/夫婦の間の愚痴等に、「恋人/夫婦なのになんでそう思ってると言わないの?」「本当の気持ちを伝えてみるべきだよ」などのアドバイスを言ってる人を耳にすることがあります。

非常に規範的でよろしいことです。このアドバイスに「いやそれは間違っている!」とは言えないでしょう。間違ってはいないもん。むしろめちゃくちゃに正論です。

ただ…ここで大事なことは、人間関係を結びつけるのはかならずしもハート(気持ち)ではないということ。

そして、少なくとも、協力関係はそう。協力関係は英語で「business relationship(ビジネスの関係)」というくらいです。もっともっとドライな結びつき方をしています。

ギスギスするのは、気持ちがすれ違ったときではありません。約束(契約)をきちんと締結しなかったときです。「私はこれをやるね」「わかった、私はこれをやるよ」「わかった」のやりとりをしなかったとき。

本音を言うとか、気持ちを伝えるみたいな、関係を深めようとする努力は、協力関係に必要なものではありません。

ギスギスしたときもそうで、「私はこれが不満だ」と伝えることも「気づいてやれずごめん」と謝ることも、協力関係においては必要なものではない。

…とうちの同居人LSIにぺちゃくちゃ喋ってたら、彼がこんなことを言っていた。

同居人LSI
同居人LSI

その協力関係とかいうの、無人島で一緒に生きなきゃいけないから協力しあってるけど、別にバイブスは合ってない2人ってことじゃないの?

そう、まあそんな感じよね。バイブス合っているわけじゃないことはどっちもわかっている。わかった上で、協力できればいいやと思っている。そんなドライな関係なわけ。

人間関係って本当に多様です。やみくもに深めればいいというわけではない。協力関係は、それがうかがえる関係という意味で、興味深い関係だなと思います。

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