モデルAの「超自我」ブロックとは?5つの特徴を解説するよ。

ソシオニクス
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ソシオニクスのモデルAは4つのブロックに分けることができます。今回は、その4ブロックのうち、もっとも苦手意識がある超自我ブロックSuper-ego blockについて紹介していきます。

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モデルAの「超自我」ブロックとは?

超自我ブロックとは、上のモデルAの図で赤く囲まれている上から2番目の行のことです。この超自我ブロックは、意識/無意識の区分でいえば意識にあたります。また、第3機能の規範の機能と、第4機能の脆弱な機能の2つの機能からなり、自我ブロックを監視しています。

超自我ブロックがとらえる情報

それぞれのブロックは、それぞれ違う情報を集めています。自我ブロックがはっきりとした現実を認識するのに対して、超自我ブロックがとらえる情報は、自分が果たすべき規範や基準です。

このブロックへの評価や命令はなんでも、自分の外側、周囲にいる他者に求めます。ここでは、社会の管理と統制に自分自身を明け渡しており、このブロックが弱いということを意識的に認めています。

Model A – Wikisocion

超自我ブロックは、自我ブロックとは違ってかなりボンヤリとしか把握できないのです。だから、他人やの意見に合わせることで、最低ラインをキープしようとするのです。

たとえば、こんな比喩。服を買いに行ったとします。

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「どの服がよいか」について、左の人ははっきりわかっている人とします。しかし右の人は、「どの服がよいか」を超自我ブロックでとらえていて、ボンヤリしかわからないとします。

左の人が「あの服は変だよ」と言えば、右の人は「あの服は変だから着るべきではないんだな」と受け入れます。内心右の人が「あの服いいのでは?」と思っていたとしても、「いや私はあの服はよいと思う!」なんて言い返すことはしません。

超自我ブロックは決して主張をしません。新しいことをつけ加えるのではなく、そのアスペクトについてわかっている全てのことをただ集計して推論するだけなのです。このブロックは雑食で、そのアスペクトに関するあらゆる情報を二つ返事で吸収するのですが、同時に情報の判別が基準以下であることを示しています。

同上

超自我ブロックは、ただ規範や基準を捉えるので、「自分なりのオリジナルな主張」はないのです。せいぜい、他人や世間の意見をやみくもに集めるだけになります。

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超自我ブロックの特徴

他にも超自我ブロックにはさまざまな特徴があります。下でいくつか整理してみました。

超自我ブロックは、仲間外れにされないために使う!

ではなぜこの超自我ブロックは、他人の意見に合わせてまで、規範や基準を守ろうとするのでしょうか。それは、社会から仲間外れにされないようにするためです。そこから、超自我ブロックは、「10代(teenager)」のブロックと言われることがあるようです。

人はこの超自我ブロックから他者に見せようとします。「私はまさにあなたたちに似ていますよ。私はあなたたちの一員ですよ」――人がある特定のグループに属していることを示そうとするとき、10代の少年少女がどのように社会化していたかを思い出させます。また、このブロックは青年期(12歳から18歳)を通じて完成するとも信じられています。

同上

学生の頃、同じグループの子やクラスメイト、部活のメンバーからハブられないよう必死になった経験を持つ人も多いのではないでしょうか。超自我ブロックは、自分が果たすべき規範や基準をとらえ、それに合わせることで、そのグループから仲間外れにならないようにするのです。

大人になっても、就職の面接などのようなはじめての人に会う場面では、超自我ブロックを強く意識します。「私は社会性がありますよ」というアピールのためです。

超自我ブロックは、自信がなく不安の種!

超自我ブロックは社会適合のために使われます。しかし、超自我ブロックには苦手意識があり、上手に使う自信がありません。そのため、超自我ブロックを使うときは、かなり不安が高まります

超自我ブロックへの直接の影響は、通常、人をもっとも意識的に不安にさせます。同時に、人は超自我ブロックの弱さを自覚していて、なんとかして埋め合わせて対応しなければと実感します。

同上

超自我ブロックに影響を及ぼされたときには、自信のある自我ブロックを代わりに使い、なんとか埋め合わせようとします。しかし、自我ブロックが未熟であったり、周りから圧をかけられていたりして、自我ブロックでの埋め合わせができないような状況では、とても苦労します。

自分自身の関心を十分に持てておらず、周りの人たちからもっと超自我の機能を使えるようになれと圧力を加えられるときには、苦しくなり、くじけてしまいます。心理は、超自我の機能に、成果を出し続けられるほど長くはエネルギーを注ぐことができないのですが、超自我の機能の発達が自分の人としての価値を決めるのだと信じている場合には、そのせいでがっかりしたり、自分が悪いのだと感じたり、さらにはノイローゼになったりします。

Functions – Wikisocion

人はよく「苦手を克服しないと社会でやっていけない!」と思って、超自我ブロックを鍛えようとします。しかし、超自我ブロックは元々苦手で自信のないことです。長いこと意識すると疲れてしまいます。努力は長くは続かないのです。そしてそんな自分を見てガッカリし、「自分は甘えている」「これでは社会でやっていけない」なんて思って、さらに自信を失うのです。

超自我ブロックは、他人の評価に敏感!

超自我ブロックは、社会適合しようと他人の意見をなんでも吸収しようとします。自分の超自我ブロックに対する評価もなんでもかんでも真に受けるので、他人からの評価にかなり敏感になります

超自我の機能は、多くの自意識の原因です。知らない人たちあるいは批判的に自分を見ている人たちに囲まれると、自分の超自我の機能は無能かもしれないと気づき、しばしば以下のどちらかの反応をとります。

・自信があるという幻想を作りだすため、この機能を使って見せつけるように行動する。
・この領域における完全な無力さないし拒絶を声高らかに主張する。

同上

超自我ブロックが他人から評価されそうになる場面では、さも「できますよ」「自信ありますよ」みたいな態度をとったり、逆に「苦手だ」「嫌いだ」ということをアピールしたりします。これは後でまた説明しますが、あらかじめ自分の超自我ブロックについて触れられないよう防御しているのでしょう。

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また超自我ブロックを批判されれば、かなり深刻に受け止めます。

人生のこうした側面へ批判を向けられると、長いこと根に持つことがあります。激しく保身する(猛烈に批判的になる)か、あるいはふさぎ込んでその状況について何日も思い返すかもしれません。

同上

批判を真に受けて強くショックを受け、激しく反撃するか、ずっと引きずり続けます。

逆に、褒められてもなんでも真に受けるかもしれません。「はっきりと褒められると、思いがけず自尊心が高ま」ります。

超自我ブロックは、情報を拒絶する!

超自我ブロックは、他人からの評価に敏感だわ、自分では自信をもって扱えないわで、かなりしんどいブロックです。しかも自分の中では「~せねばならない」という形で結論が決まっており、ある意味頑固です。

自我ブロックとは対照的に、超自我の機能はほとんどいつも自分のなかで結論が決まっています。この領域で語られる情報はどんなものでも、現実的なアドバイスや批判というよりは抽象的な議論の道具として使われます。 

同上

このような理由から、超自我ブロックは新しい情報を拒絶しがちです

これらの機能は柔軟さに欠け、直接の体験あるいは前から重視している出所に由来していない限りは、新しい情報を拒絶しがちです。超自我の機能は、なじみのない状況では、自信をもって独創的な反応をするのがきわめて難しいのです。

同上

先にも言ったように、親しくない人たちの前では、超自我ブロックについて「自信ありますけど」と言わんばかりの態度をとったり、逆に「全然自信ないんです!」とやけに主張したりしがちです。

これは批判にしろアドバイスにしろ、新しい情報を先手でガードしているのです。それは、親しくない人に超自我ブロックについて触れられるのは、どんな内容であっても嬉しくないからです。

かなり信頼している友人を除けば、超自我の機能による行動を直接解説されたり分析されたりしてもありがたみを感じることはめったにありません。また、機械的に悪意を向けられたと疑いがちです。

同上

相手が決して批判するつもりがなかったとしても、超自我ブロックは悪意を向けられたと思い込みます。

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超自我ブロックは、自我の手段として使う!

超自我ブロックを使う間は、自我ブロックを使えません。社会に合わせるためにやらなければいけないことをやっている間は、自分が普段やっている得意なことを一旦やめないといけないわけです。そこから、超自我ブロックを使うのは、自分の目標達成に関わる場面だけに限定したがります

自我を自由にそして自然に使うのは、これらの機能の使用を制限することでもあり、超自我の機能は自我ブロックの代わりにはなれません。人は自分の超自我の機能は、自我ブロックにより立てられた目標のためだけに使うものだと信じています。つまり、超自我の機能の利用は、自我ブロックの興味に役立てることに制限されています。

同上

たとえば、「どんな服が似合うか」わからなくて悩んでいたさっきの人にとって、似合う服探しが人生の目的になってしまうとつらくなってしまうでしょう。その人にとって、似合う服を着ることは、見た目によって仲間外れにされないようにするためでしかないからです。

つらくなったら、超自我ブロックはあくまで「手段」とわりきって、手段が目的化していないかどうかを考えてみましょう!逆に、超自我ブロックを嫌がりすぎて、社会に適合できないダメダメ人間になり果ててもいけませんから、自分たるんでるなぁと思ったときは「自分の目的のため」に辛抱するようにしましょう!!

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